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第129話

Penulis: レイシ大好き
美月は紗雪に目配せし、ドレスに着替えるよう促した。

今の彼女の服はすっかり濡れてしまっており、このままではあまりにも失礼だった。

紗雪自身も、この格好のままでは良くないと感じ、礼を述べた後、スタッフに案内されて着替えに向かった。

緒莉は今回はついて行かなかった。

新しく施したネイルを握りしめ、爪が手のひらに深く食い込む。

しかし、その痛みよりも胸の痛みの方が強かった。

彼女は紗雪を甘く見ていた。

まさか、椎名グループの社長と繋がることができるほどの力を持っていたとは。

いつも仕事ばかりで、特に目立たない存在だと思っていたのに、

なるほど、すべてはこのための布石だったというわけか。

いいわ、見ていなさい。

美月は、椎名グループの社長からの贈り物が、絶妙なタイミングで届いたことを心の中で喜んでいた。

彼自身が来るよりも、むしろ効果的だったかもしれない。

周囲の人々は美月のもとに集まり、探るように言葉を交わしていた。

さっきの贈り物を届けた方は、もしかして二川家の次女なのでは、と。

美月は意味深な笑みを浮かべるだけで、何も答えなかった。

その様子を見て、皆は確
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