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第148話

Author: レイシ大好き
右手で時折スマホを開き、紗雪からのメッセージが届いていないか確認していた。

後ろから、伊澄が不満げに言った。

「京弥兄、そんなに早く歩かないでよ、追いつけないよ!」

その声を聞いても、京弥は未読のメッセージを見つめて、少し苛立ちを覚えていた。

だが振り返って伊澄と目が合うと、顔にはいつもの柔らかな笑みを浮かべて応えた。

「ごめん」

二人が車に乗り込むまで、紗雪からの返信はついに来なかった。

京弥は運転席に座りながらも、どうにも心が落ち着かなかった。

もしかして紗雪はさっきの光景を見て、誤解したのではないか?

そんな思いが頭から離れなかった。

一方の紗雪も、日向と食事をしながら、まるで上の空だった。

頭の中はずっと、さっき見た京弥とあの「初恋」のことばかり。

ちょうど食事時だったので、二人は簡単に食事を済ませた。

そんな中、日向が何かを思い出したように、何気なく尋ねてきた。

「二川さん、さっき空港にいたあの人、知り合いですか?」

「カラン」という音がして、紗雪の手からスプーンが器の中に落ちた。

目を見開き、少し慌てた様子で紙ナプキンを探そうとしたところ、日
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良香
まあ、そうなるよね。 紗雪には落度ないよ。京弥は最初から契約結婚を持ち出すんじゃなくて、ずっと一目惚れだったから3年間チャンスをくれないか?って言えば良かったのに。
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