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第766話

Penulis: 魚ちゃん
「あなた、すっかり恋愛の専門家気取りね」明里が揶揄した。

「あれだけ本を読んできたんだから、無駄じゃなかったということだ」

「じゃあ、離婚する前も読んでたの?」

潤は明里の額に軽くキスをした。

「これから離婚なんて言葉、使わないでくれ。縁起が悪い」

明里は笑いを堪えきれなかった。

潤はそれから、最初の質問に真面目に答えた。「もちろん、あの頃も読んでいたさ」

「役に立たなかったみたいね」明里は言った。「本を読んでも、私たち……別れてしまったわけだし」

潤に配慮して「離婚」とは言わず、別の言葉に言い換えた。

それでも潤は納得いかない顔をした。

「別れたとも言うな。とにかく今は仲良くやってるんだから、これからは誰にも引き離せない」

明里は適当に聞き流した。

潤は熱を帯びた目で明里を見つめた。「なあ……生理、もう終わりそうか?」

言い終わらないうちに、明里は潤の体が熱を帯びていくのを感じ取った。

まったく、男という生き物はどうしてこうも下半身で物事を考えるのだろう。さっきまで普通に話していたのに、どうしていきなり発情するのか。

「もう少しだけあるから、ダメよ……」
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