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夜遊びと居場所②

last update Dernière mise à jour: 2026-01-09 19:10:41

 神崎は昨夜撮影した動画を確認して、つい舌打ちをしたくなった。

「暗くて見えない……声は入ってるけど、これじゃダメかも」

 撮影前にデジカメの設定をいじって夜間撮影モードにしておけば、少しはマシだったかもしれない。

 失敗したと思ってため息をつくと、隣の席の間遠桜まどうさくらが声をかけてくる。

「編集でどうにかなんねぇの?」

「できるとは思いますけど、おれの力では無理ですね」

「っつーか、その動画どうするつもりだ? 依頼人に見せるのか?」

「いえ、恐喝してる不良を特定したくて……」

 ふと横を見れば、間遠がドン引きしていた。

「怖っ。神崎、お前やっぱ怖いよ」

「そうですか? でも今回の依頼人は、息子の非行をやめさせたいんですよ。

 しかも手段は問わないそうですし、不良たちを締めあげるのが一番早いじゃないですか」

 確実かつ合理的であると神崎は思うのだが、間遠は苦笑した。

「まあ、お前の仕事だから口出しはしねぇけどさー」

 と、自分の仕事へ戻った。

 神崎は息をつき、席を立って久我の元へ向かった。

「所長、どうにかできませんか?」

 事務所はさほど広くなく、二人の会話など丸聞こえのため、久我はすぐに返した。

「特定したいなら、専門家に頼もう。ただし、あちらにも仕事があるからな。引き受けてもらえるかは分からないぞ」

「かまいません。ぜひ、頼んでください」

「分かった」

 久我がスマートフォンへ手を伸ばすのを見て、神崎はひとまずほっとした。

 自分も画像や動画の編集技術はあるものの、あくまでも素人だ。やはり専門家の方がいい仕事をするに決まっていた。

 夕方になると、久我が神崎へ言った。

「神崎、もう終わったらしいぞ」

「何の話ですか?」

「動画だよ。さらに不良のうちの一人だけ、特定できたそうだ」

「……は?」

 思わず壁掛け時計を見てしまった。頼んでからわずか六時間しか経っていない。

「仕
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