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第7話

Author: ふっくらねこ
ドアは少しだけ開いており、部屋の中ではスタンドライトが一つ、ぼんやりとした黄色い光を放っている。

貴史は、母である芳子が見知らぬ男と同じベッドに横たわっているのを目にした。

そこは、亡き父・昌文のベッドだった。

芳子が問いかけた。

「後始末は済んだの?」

ベッドの上の男、山田葉介(やまだ ようすけ)が請け負った。

「安心しろ。車は処分したし、あの道には監視カメラはない。証拠の欠片すら掴ませはしないさ」

芳子は満足そうに頷いた。

「堂山の分際で、私を脅しに来るなんて!

貴史にぶちまけるって、身の程知らずもいいところだわ」

葉介はあけすけに笑った。

「証拠もないのに、何を怖がることがあるんだ?」

しかし、芳子は鼻で笑った。

「彼の娘は男をたぶらかす毒婦よ。うちの息子は情に脆いから、未だにあの小娘を吹っ切れてない。

もし、彼女が何か余計なことを吹き込んで、貴史の心が揺らぎでもしたら、計画が狂ってしまうわ。

いっそ殺してしまったほうが、後腐れがなくていいのよ」

……

貴史はもう抑えがきかなかった。勢いよくドアを蹴り開けた。

怒りに目を見開き、自分の母が別の男
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