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第356話

مؤلف: 星柚子
よりによって――北斗は伊集院グループの実権を握る人物。対応を誤れば面倒なことになる。

しかし二階の個室にいるあの二人も、絶対に粗相できない客だ。

しかも数日前から正式に貸切の予約が入っている。今さら覆すなど、店の信用問題に直結する。

板挟みに遭ったマネージャーは、必死に笑顔を保った。「伊集院社長、誠に申し訳ございません。本日の貸切は数日前からのご予約でして……当店としても約束を反故にするわけにはいかず……本日はわざわざお越しいただいたのに、本当に申し訳ありません。改めてお時間のあるときにご来店いただければ、必ず最高のおもてなしをさせていただきます」

北斗の顔色が悪いのを見て、慌てて付け加える。「近くに評判の良い牛肉専門店もございます。もしよろしければご案内いたします。本日のお食事代は当店が負担いたしますので……」

マネージャーがあそこまで言ってくれたのだから、もう十分誠意は見せてもらったはずだ、と彩香は思った。

ところが、ふと振り返って北斗を見ると――

彼の顔色は相変わらず真っ青……いや、青白いというより、怒気を含んだ鉄のような色で、ひどく険しい。

彩香には本当に理解で
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