共有

第152話

作者: クレヨンまるこ
晴南の件をようやく片づけたかと思えば、咲夜が家に帰り着いた途端、スマホが鳴った。

「ねえねえ、笑っちゃうんだけど!今ニュース見たら、兄が今日咲夜の会社に行ってたって出てるの!しかも業務提携の話をしに行ったとか!」電話に出るなり、瞳の弾んだ声が飛び込んできた。

咲夜は話を聞きながら、ニュースアプリを開く。

【犬猿の仲がまさかの急接近?荻野グループ社長が花江グループに出現。花江グループの混乱を受け、荻野グループが支援か――かつてのライバルが親友に?】

その見出しを見た瞬間、咲夜は思わず眉をひそめた。

――いくらなんでも盛りすぎでしょう。

記事には、千暁が花江グループの本社ビルから出てくる写真が添えられていた。

端正な顔立ちが高画質でしっかり写っている。

咲夜が何か言おうと口を開いたその時、瞳が再び叫んだ。「ちょ、待って!お兄ちゃん本人が出てきた!うわっ――!」

耳をつんざくような悲鳴が聞こえた。

その大声に驚き、咲夜は危うく手にしていたタブレットを落としそうになる。

「ちょっと、咲夜は本当にうちの兄と何もないの!?」瞳が興奮気味に問い詰める。

その声を聞きながら、咲
この本を無料で読み続ける
コードをスキャンしてアプリをダウンロード
ロックされたチャプター

最新チャプター

  • 元カレの宿敵の腕で幸せになります!   第170話

    わずか半日で、千雪はかなりの数の候補者リストを絞り込み、咲夜のメールボックスに送ってきた。ひと通り目を通したものの、咲夜はどれも今ひとつしっくりこなかった。実力は申し分ないクリエイターもいたが、専門分野がアパレルではない。何より今は時間がない。一から業界知識を学んでもらったり、リサーチ期間を設けたりする余裕はなかった。咲夜は千雪にひとつのリンクを転送した。そこに表示されていたのは、フリーランスのイラストレーター兼ファッションデザイナー。IDは「千野千鶴」。投稿数は決して多くない。二、三か月に一度ほどしか更新せず、内容もイラストだったり、服飾デザインのラフ画だったり、あるいは制作途中のデザインだったりとまちまちだった。それでも、投稿される作品はどれも圧倒的な存在感を放っていた。人目を引きつける力がある。このアカウントの主はかなり変わり者として知られていた。投稿した後はコメント欄がどれだけ盛り上がろうと完全放置。返信は一切しない。まるでノルマでもこなすかのように作品だけを投下し、アカウントの運営にはまるで興味がないようだった。それにもかかわらず、「千野千鶴」のフォロワー数は四百万人を超えている。咲夜がこのアカウントを知ったのは、一年以上前のことだった。当時、彼女も何度かDMを送ったことがある。しかし返信どころか、既読すらつかなかった。送ったメッセージはすべて闇に消えていったかのようだった。管理画面にずらりと並ぶ未読マークを見るたびに、咲夜は不思議な気持ちになった。咲夜は「千野千鶴」という人物に強い興味を抱いていた。その理由は神秘性だけではない。自分なら未読メッセージを見つけた瞬間に開いてしまう。だが相手は、何百何千という通知が溜まっていても気にも留めない。どんな人物なのか、純粋に気になったのだ。それ以来、咲夜はいつか「千野千鶴」と知り合う機会があればと思い続けていた。そして今回、花江グループが参加するファッションショーの話が持ち上がった時、真っ先に思い浮かんだのもこのIDだった。咲夜は、「千野千鶴」を花江グループのデザインチームに迎え入れたいと考えていた。彼女はすぐに千雪にメッセージを送る。【この人に連絡を取れないか調べてみて】千雪はすぐには返信せ

  • 元カレの宿敵の腕で幸せになります!   第169話

    その後、咲夜は千暁を指さして言った。「それにね、今の私にはあなたという後ろ盾がいるでしょう?森崎家だって私には手を出せないし、あなただって、自分のビジネスパートナーが悲惨な目に遭うのを黙って見ているような人じゃないと思うの」とにかく咲夜は、千暁なら見捨てたりしないと信じていた。自分でも、その自信がどこから来るのかは分からない。ただ、このところ彼と接してきた中で、気づけば目の前の男性を信頼するようになっていた。千暁は深い眼差しを向けた。この三年間、咲夜がどれほどの重圧を背負いながら、一歩ずつ会社をここまで育て上げてきたのか――想像するまでもなかった。森崎グループと決裂するにあたり、彼女は資金だけでなく、人材面の準備まで整えている。この三年間、世間から見られていた「恋愛脳の女」という姿こそが、外界を欺くための仮面であり、彼女を守るための保護色だったのだ。咲夜が背負ってきたものの重さは、計り知れない。そう思うと、千暁は力強くうなずいた。「もちろんだ。君が同じ船に乗った以上、俺たちはもう同盟だ。安心しろ。これからは俺が守る。誰にも君をいじめさせない」その言葉に、自分の想いもそっと乗せていた。だが、咲夜はその奥に込められた意味には気づかなかった。彼女は千暁の前まで歩み寄ると、ぽんと肩を叩いた。「ありがとうね、あき」千暁は少し考えたあと、胸の内にあった懸念を口にした。「フリーのイラストレーターは確かにたくさんいる。でも、そこはよく考えたほうがいい。時間はないし、やるべきことは山積みだ。ネット上の人材が本当に信用できるのか、作品の選定基準はどうするのか――その辺りは徹底的に厳しく見なきゃいけない」ひとたび作品が炎上やトラブルに巻き込まれれば、咲夜たちにとっては取り返しのつかない打撃になりかねない。この方法にはリスクが多すぎる。そして、そのことを咲夜自身も十分理解しているはずだった。千暁の指摘について、咲夜も考えていなかったわけではない。だからこそ、より慎重になる必要があった。咲夜は安心させるように微笑んだ。「大丈夫。最終チェックは全部私がやるから」この決断を下した時点で、彼女はすでに頭の中で何度も人選を重ねていた。実は、目星をつけている人物も何人かいる。ただ、探し出すのが少々厄介なだけだった。

  • 元カレの宿敵の腕で幸せになります!   第168話

    今や大小さまざまなデザインスタジオが次々と生まれている。だがその一方で、才能がありながら活躍の場を持てないクリエイターも数多く存在していた。特にネット上には、掲示板や各種投稿サイトで自分の作品を公開しているイラストレーターやデザイナーが大勢いる。その中には、正規のデザイン会社やスタジオのデザイナーにも決して引けを取らない実力者が少なくない。実際、咲夜が後に立ち上げた会社のデザイン部門も、そうしたネット出身のクリエイターたちを中心に構成されていた。大手スタジオが森崎グループを敵に回したくないというなら、別の道を探せばいい。咲夜は実際にその方法で成功した経験があった。千雪は指示を聞き終えると、すぐに電話を切った。そして通話が終わった頃には、千暁もキッチンの片付けを終え、リビングに戻ってきていた。先ほどの会話は、ほとんど聞こえていたらしい。彼は咲夜を見つめながら、さりげなく尋ねる。「手伝おうか?」できることなら、今すぐ自分の力を見せたい。そんな気持ちはあった。だが先ほどのやり取りを聞く限り、咲夜は自力で十分対応できそうだった。千暁は心の中で小さくため息をつく。少しくらい頼ってほしいと思う自分がいる。それが少しだけ残念だった。しかし咲夜は迷いなく首を横に振った。「大丈夫」その声には確かな自信があった。「この程度なら、まだ対処できるから」行き止まりに見えても道はある。追い詰められたように見えても、別の突破口は必ず見つかる。咲夜はまだ、自分が誰かに助けを求めなければならない状況だとは思っていなかった。そんな彼女を見ながら、千暁は腕を組む。「でも、ネットで人材を集めるって発想は面白かったな」その方法には正直驚かされた。彼は本来、自分のほうでチームを紹介して花江グループに加わってもらうこともできる、と言うつもりだった。その実力は、森崎家に引き抜かれたあのメンバーたちにも決して劣らない。実際、森崎グループが撤退したその日から、彼は咲夜に連絡を取ろうと考えていた。だが、咲夜は真っ先に専門チームを投入し、森崎グループが去ったことで生じた穴を埋めてしまった。その対応の速さは、目を見張るほどだった。まるで最初から準備していたかのように。そう思わずにはいられなかった。そこ

  • 元カレの宿敵の腕で幸せになります!   第167話

    最初こそ千暁は少し不安だった。だが、咲夜が自分との距離の近さを嫌がる様子を見せない。それを確認した瞬間、胸の奥で張り詰めていた糸がようやく緩んだ。食事の間も、千暁は終始さりげなく咲夜の世話を焼いていた。咲夜もその気遣いには気づいている。だが、どう反応すればいいのか分からない。二人の間に流れる微妙な空気を破る言葉も見つからなかった。食事を終えると、咲夜は立ち上がる。「片付けるね」そう言って食器を手に取ろうとしたが、千暁に止められた。「いい。俺がやる」そのまま食器を抱えてキッチンへ向かう。咲夜も何度か手伝おうとしたが、そのたびに追い出されてしまう。ちょうどその時だった。彼女のスマートフォンが鳴り響く。咲夜は画面を確認し、そのままリビングへ向かった。「小林さん?」電話の向こうから、千雪の声が聞こえてきた。「花江さんの予想どおりでした。森崎グループは二年前、森崎青音個人の名義でアパレル会社を立ち上げていました。しかも、そのリソースはすべて花江グループから引き抜いたものです」青音は二年前、「L.V.E」というファッションブランドを設立した。わずか半年で業界内にその名を広めたという。その過程で使われたデザイナー、さらには仕入れ先や提携業者の多くは、かつて花江グループと取引関係にあった相手だった。その後、花江グループに問題が発生し、興一が経営を引き継いでからは、彼らも花江グループとの取引を打ち切っていた。そして今、それらの人脈やリソースはすべて青音の会社へと流れている。咲夜は以前からその可能性を疑っていた。千雪も咲夜の指摘を受け、この件を重点的に調査していたのだ。「それだけではありません。朝倉興一が追放された後、もともとファッションショーへの出品を予定していた作品も一緒に消えていました。調べたところ、その作品はすべて森崎青音のもとに渡っています」調査結果は、咲夜の予想と寸分違わなかった。千雪は冷静な口調で言う。「うちの会社としては、実質ゼロからの立ち上げになります。事前に準備を進め、チームも配置しておりますが、それでもまだ十分とは言えません」この三年間、咲夜は決して晴南だけを考えて生きていたわけではなかった。会社の異変には以前から気づいていた。調査しようとするたびに誰かに妨

  • 元カレの宿敵の腕で幸せになります!   第166話

    千暁は少し腰をかがめ、咲夜と視線の高さを合わせていた。まばたきをしながら、じっと彼女を見つめる。もし咲夜がその目をちゃんと見ていたなら、そこに溢れんばかりの優しさと愛情が宿っていることに気づいただろう。まるで人を溺れさせてしまうほどの深さだった。だが残念ながら、咲夜は彼の顔についた小麦粉を拭くことに集中していて、その瞳の意味にはまったく気づかなかった。千暁もまた、その隙を利用して遠慮なく目の前の彼女を見つめる。「はい、終わり」咲夜は汚れたウェットティッシュを丸めて捨てた。その声に、千暁は素早く感情を引っ込める。いつもの落ち着いた表情に戻り、穏やかに言った。「ありがとう」「どういたしまして」咲夜は笑う。「それにしても、どうやったら顔中あんなに小麦粉だらけになったの?知らない人が見たら、頭ごと生地の中に突っ込んだと思うよ」先ほどの姿を思い出すだけで笑いが込み上げてくる。普段は冷静で近寄りがたい千暁が、あんな間抜けな顔をしていたのだ。不思議なくらい可愛く見えてしまった。彼女の笑い声を聞きながら、千暁は指先で軽く彼女の鼻先をつつく。「もう笑うな。これ以上笑ったら、君も子猫みたいな顔にしてやる」言い終えると同時に――咲夜の頬に白い粉がぺたりと付いた。「ちょっ!」咲夜は慌てて身を引く。「それは反則でしょ!」しかし反撃の機会はすぐに訪れた。彼女は素早くボウルから小麦粉をひと掴みすると、両手で千暁の顔を挟み込む。そのままぐりぐりと撫で回した。結果、さっき綺麗にしたばかりの顔は再び真っ白になった。千暁も負けていない。すぐさま小麦粉をつけた手を伸ばす。こうして二人はキッチンの中で、子供みたいに小麦粉を塗り合い始めた。頬に塗り返し、逃げて、追いかけて、また塗り返す。やがてキッチンには二人の笑い声が絶えず響いていた。ようやく食卓につけたのは、それから一時間半後だった。顔はしっかり洗い流したものの、服にはまだ小麦粉の跡が残っている。そして咲夜の頬には、ほんのりと赤みが差していた。さっきまでキッチンで繰り広げていた幼稚なやり取りを思い出すだけで恥ずかしい。思わず耳まで熱くなる。そんな彼女の前に、千暁が一杯のすいとんを置いた。「食べてみろ」そう言いながら、別の皿に焼き餃

  • 元カレの宿敵の腕で幸せになります!   第165話

    千暁はすでに袖をまくり上げ、キッチンで手際よく動いていた。「食べたいものを言ってみろ。俺が恥をかくかどうか見てればいい」その動作は慣れたもので、料理初心者とは到底思えない。千暁の家のキッチンはオープンタイプだった。咲夜はカウンターチェアに腰掛け、頬杖をつきながら首を傾げる。そしてキッチンに立つ男を見つめながら言った。「じゃあ、鶏ささみ入りのすいとんかな」脳震盪を起こしたばかりの千暁には、栄養のある温かいものを食べさせた方がいい。消化も良く、体も温まる。千暁の手が一瞬止まった。「ささみを切らしてるな。届けてもらうか」咲夜が止める間もなく、彼はすでに真澄に電話をかけていた。「ささみを含めて必要な食材を今すぐ持って来い」それだけ告げて電話を切る。あまりにも迷いのない行動力に、咲夜は思わず親指を立てた。「行動早すぎない?」「思いついたらすぐやるべきだ。迷っているうちにタイミングを逃すと、大抵あとで後悔する」千暁は意味深に言う。なぜ急にそんな話になるのか分からなかったが、咲夜は素直に頷いた。「それは確かにそうかも」千暁は彼女を見て微かに笑う。そして再び食材整理の作業に戻った。その様子を見ていた咲夜は、さすがに自分だけ座っているのも気が引けた。椅子から飛び降りると、彼の隣へ向かう。「何か手伝えることある?安心して。火を使わなければ、絶対にキッチンは爆発させないから」自分の黒歴史をネタにした冗談だった。その一言に千暁も吹き出す。咲夜自身も笑った。それまでどこか残っていたぎこちなさが、少しずつ消えていく。二人の距離は自然と縮まっていた。しばらくしてインターホンが鳴る。真澄が食材を届けに来たのだ。その頃、千暁はキッチンで生地をこねながら、すいとんの下ごしらえをしていた。玄関を開けたのは咲夜だった。すると真澄は迷いなく口を開く。「奥様」その一言に、咲夜の思考は一瞬停止した。「え……?」いや、間違ってはいない。戸籍上は確かに夫婦なのだから。だが、面と向かってそう呼ばれると話は別だ。咲夜はどう反応すればいいのか分からず、その場で固まってしまう。一方の真澄は、そんな彼女の複雑な表情などまるで気づいていない。そのまま食材を持って家の中へ入る。そしてキッチンで忙

  • 元カレの宿敵の腕で幸せになります!   第60話

    咲夜の言葉に、晴南は不満げに眉をひそめた。彼は目の前の咲夜を値踏みするように見つめ、突き放すように言った。「俺がそんな意味で言っていないことくらい、分かっているだろう。そうやって一言ごとに棘を混ぜるのはやめるんだ」実のところ、今の咲夜が向けてくる露骨な不親切さは、晴南の神経を逆なでしていた。かつての彼女は、決してこのような態度を取る女性ではなかったはずだ。だが、咲夜は無関心を装い、視線を逸らしただけだった。そのあからさまな拒絶が、晴南の苛立ちをさらに煽る。「何か言ったらどうだ。黙り込むな」これまでの咲夜なら、間違いなく数倍の言葉を投げ返してきたはずだ。しかし、今

  • 元カレの宿敵の腕で幸せになります!   第59話

    話の終盤、晴南の語気には隠しきれない不満が滲んでいた。彼は本気でこう憤っていたのだ。例え喧嘩の最中であろうとも、咲夜はこれほどまでに自らの体を疎かにすべきではない、と。あのワインにしてもそうだ。俺が強引に勧めたからといって、馬鹿正直に飲み干す奴がどこにいる。ブドウアレルギーだと一言拒めば、俺が無理強いなどするはずがないではないか。考えれば考えるほど、晴南の胸中にはやりきれない思いが募った。何でも意地を張り、たった一人で抱え込もうとする彼女の頑なな性格を、彼は時として心底疎ましく感じていた。咲夜の唇に、再び冷ややかな皮肉が浮かぶ。「随分な言い草ね。まるで電話一本で、あなた

  • 元カレの宿敵の腕で幸せになります!   第56話

    千暁と本音をさらけ出して語り合ったことで、咲夜の心には久方ぶりに透き通るような晴天が訪れていた。一方、そんな彼女の心境など知る由もない晴南は、一向に繋がらない連絡に苛立ちを募らせ、その忍耐は今や限界に達しようとしていた。病院で医師から洸のアレルギーについて説明を受けた際、晴南の脳裏を不意に掠めたのは、咲夜が抱えるブドウアレルギーのことだった。完全なる失念。昼食の席で、あろうことか咲夜にワインを勧めてしまった自分の振る舞いが、今さらながら重くのしかかる。会議室での咲夜の青ざめた横顔、そして首筋を覆っていたあの痛々しい湿疹。それらの断片が繋がり、晴南の全身からサーッと血の気が引

  • 元カレの宿敵の腕で幸せになります!   第55話

    この瞬間、咲夜の心は大きく揺れ動いた。千暁は反論の機会を与えていたが、彼女はあえて沈黙を選ぶ。彼は瞬き一つせずに咲夜を見据え、静かに言い放った。「咲夜。手元にある人脈やリソースを合理的に使い、望む利益を勝ち取る――それこそが生存競争の理だ」花江グループの現状がどれほど厳しいかは、咲夜自身が最もよく理解しているはずだと、千暁は確信していた。もし咲夜が森崎グループと完全に決裂すれば、花江グループに小さくない動揺が走ることは避けられない。しかも彼はすでに察していた。咲夜がいま、森崎側との切り離しを急速に進めていることを。これほどの規模の変動は、崩壊寸前の花江グループにとっ

続きを読む
無料で面白い小説を探して読んでみましょう
GoodNovel アプリで人気小説に無料で!お好きな本をダウンロードして、いつでもどこでも読みましょう!
アプリで無料で本を読む
コードをスキャンしてアプリで読む
DMCA.com Protection Status