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第296話

Author: クレヨンまるこ
咲夜は紗々の件を完全に千雪に任せた。

そしてデザイン部に向かい、詩乃が戻っているか確認しようとした、その時だった。

詩乃が交通事故に遭ったという知らせが咲夜のもとに飛び込んできた。

事故を起こしたのが咲夜名義の車だったため、警察から直接彼女に電話が入り、現場に来て対応してほしいと言われたのだ。

事故現場は花江グループからそれほど離れていなかった。

咲夜はすぐに駆けつけた。

詩乃はその時、警察から事情聴取を受けていた。

咲夜の車は、まるでサンドイッチの具のように、前方のミキサー車と後方の大型トラックに挟まれていた。

現場の状況を見る限りでは、後ろの大型トラックが咲夜の車に追突し、その衝撃で押し出された車が前方のミキサー車にぶつかったようだった。

詩乃はとっさに危険を察知し、ハンドルを切って車の向きを変えたらしい。

さらに大型トラックも急ブレーキをかけていた。

車は前後とも原形をとどめないほど大破していたものの、幸い詩乃に怪我はなかった。

もし詩乃に何かあっていたら、自分は智之にどう顔向けすればいいのか分からない。

咲夜は身分証明書を提示して車の所有者であることを
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