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第466話

Author: 歓乃
凛は、海斗が来たことが美雪を刺激したのかもしれない、と考えたが、すぐに、美雪はそこまで感情に振り回されるような人ではないと思い直す。

少し腑に落ちない。

「美雪さんが施設にいた間、施設の歴史や有名人のエピソードについて質問する以外に、何かおかしかったところはありませんでしたか?」凛はこれまでに美雪とは3度しか会ったことがなかったが、彼女の振る舞いにはどこか、形容しがたい違和感のようなものを感じていたのだ。

柑奈が少し考えてから答える。「そうね……極端なほど辛いものが嫌いってことかしら?まったく食べない、というより、この土地の食事自体が嫌みたいで、わざわざタクシーを呼んでまでパンや飲み物を買いに出かけていたわ。『口に合わない』と言って。

だから、かなり好き嫌いが激しい人なのかなとも思っていたんだけど、施設の小さな部屋に寝泊まりすることには文句を言わないし、子どもたちともよく打ち解けていた。それに、カメラの使い方を教えたり、食堂でのお手伝いまで引き受けてくれたから、決して選り好みする人でもないと思う。

あんなに自然に馴染んでいたのに、食事だけはどうしてもここに合わせようとしないの
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