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第593話

Author: 歓乃
「谷口さん?」

日和の視線の先で、智也はまるで誰かを探すように、しきりに辺りを見回していた。

もう端まで来ようとしているのに、まだ凛が見つからない。

凛のインスタに投稿された写真を頼りに来たのだから、この辺りにいるはずなのだが……

不思議に思っていたその時、智也の目に拓海と理央が入ってきた。

さらにその先を見ると、そこにはやはり凛がいた。だが、その隣には相変わらず海斗が立っている。

凛の傍にいつも海斗がいるようになったのは、いつからだろう?

本来、そこにいたのは自分だったはずなのに。

智也の胸を嫉妬と、それ以上に苦い感情が駆け巡る。

「凛」智也は駆け寄り、彼女の名前を呼んだ。

皆が一斉に振り返る。日和はカメラを元の位置へ戻すと、智也の前へ出た。「何しにきたんですか?」

だが、智也の目には凛しか映っていない。

一方、凛は彼を見るなり眉をひそめる。

智也は引きつった笑みを浮かべ、柔らかな声で言った。「凛、引っ越したって聞いて……新しい家で不便はないかって思ってさ……

ただ、それだけなんだ」

海斗は冷たく言い放つ。「お前が現れなければ、凛は何も不便なことなんてな
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Comments (2)
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Rims
凛的にはパニックよ!! 独占欲マジ強!! たぶんそれファーストキス(お互い)では?
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恵子川村
海斗よくやった! そして、よう言うた! おばちゃん嬉しくて 泣きそうよ…
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