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第599話

Author: 歓乃
「最低でも8割かな」

茂は頷いた。「それならいい」

剛は聞いた。「午後は空港に?」

「今行けばB市に戻ると思われるだろうから、もう少し様子を見よう。唐沢院長の近日の予定を探っておくのと、日和ちゃんのほうも少し気にかけておいて。会うなら頃合いを見てからだな」

剛は頷き、しばらくしてまた尋ねた。「本当に俺が直々にG県へ行く必要はない?何か手掛かりがあるかもしれないぞ」

茂は目を伏せた。「それはまた考えよう。俺にも考えがあるから」

……

午後。

空港。

柑奈が康平を連れて到着ロビーに出てきた。二人が最初に目にしたのは海斗だった。身体にぴたりと合った仕立てのいいスーツ姿。傍らには運転手が立ち、その手にはレゴのセットが入ったプレゼントが提げられている。

運転手がプレゼントを康平に手渡す。「A市へようこそ」

康平はすぐにそれを受け取らず、柑奈の方を見た。柑奈は彼の頭を優しく撫で、受け取ってもいいという合図とともに感謝を伝えるよう教えた。

康平が小さく、「ありがとう」と言った。その姿に、海斗は少し驚く。

柑奈が説明する。「海斗さんがうちの施設に心理カウンセラーを手配してくだ
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