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第873話

Autor: 歓乃
凛はその場を動かず、海斗が身体を拭いてバスローブに着替えて出てくるのを待っていた。

ドアを開けた海斗は、まだそこにいる凛を見ると、何も言わずに抱き上げる。

凛は反射的に両腕を首に回し、脚まで海斗の身体に絡める格好になった。

こんなふうに抱かれるのは初めてだった。珍しいというより、密着しすぎていることに今さら気づき、頬が熱くなる。

海斗は片腕で凛をしっかり支え、もう片方の手で後頭部を撫でた。「もう平気?」

凛は海斗の首に抱きついたまま頷く。

「うん、もう大丈夫。それより、なんで冷たいシャワーなんか浴びてたの?」

海斗の足が一瞬止まった。

「聞くな」

「もう聞いちゃった」

海斗は言葉に詰まり、ごくりと唾を飲み込んだ。「頭、冷やしてた」

凛は海斗の首に回した腕に少し力を込める。「もう良くなったよ。熱も下がったし」

「そんな急に元気になるわけないだろ。まだ身体は弱ってるんだから」海斗はそのまま凛をベッドまで運び、そっと下ろした。

凛は何も言わず、じっと海斗を見上げる。

それは、たった数秒だった。しかし、好きな女にじっと見つめられて、キスに耐えられる男などこの世にいる
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Comentários (6)
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Rims
瑶子さん、頼りになるーー!! ただ、神谷家の事情プラスαの誰かの力が働いていそうなんだよな 警察に届けられていたのに、茂らが見つけられなかったのといい これを利明が究明しちゃったらすごいんだけどw
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BBA
ようやく結ばれて良かった^_^
goodnovel comment avatar
浅田奈々子
やっと結ばれましたね...良かった良かった
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