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第312話

Author: タマタツ
絃葉は笑いをこらえながら説明した。

「写真はちゃんと角度を考えて撮らないと、背が低くて太って見えることがあるって意味よ」

景は自信満々に答えた。

「安心しろ。俺には才能がある」

絃葉は眉を上げた。

「じゃあ見せて?」

景はすぐに写真を彼女のスマホへ送った。

絃葉は一目見ただけで、思わず顔を手で覆った。

心の中で「うそでしょ......」と叫ぶ。

心配していたとおり、見事なまでの「事故画」だった。

思わず文句を言いかけたが、景がSNSのカバー画像に設定したのも、まさにその写真だった。

絃葉は言葉に詰まり、せっかくの彼の情熱を削ぐことができなかった。

景は、褒めてほしいという期待に満ちた目で尋ねた。

「どう?きれいに撮れてるだろう?」

絃葉は苦笑した。

「......まあ、悪くはないかな。今度、私が撮り方を教えてあげる」

言葉の裏にある意味を察した景は、不満そうにスマホを取り出した。

しばらく写真を見つめたものの、やはりどこが悪いのか分からない。

そこで仲間内のグループチャットへ写真を送った。

景【みんなの意見が聞きたい。この写真に写っている女性は、き
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