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第480話

Author: タマタツ
絃葉の言葉に、二人は一瞬で黙り込み、そろって彼女へ目を向けた。

静代は怒りで顔を青ざめさせた。

「何ですって!?築山家へ嫁ぐつもりなら、もう少し私たちを敬いなさい!まだ正式に築山家の嫁として迎えられてもいないのに、何様のつもりよ!」

絃葉は一歩前へ出た。

その眼差しは冷静で、口調も落ち着いていた。

「責めているのではありません。先ほど、お二人が互いに責任を押しつけ合っていた言葉から、事実をまとめただけです。

お二人とも。今さら昔、景に優しくしたかどうかを言い争っても、彼が子どもの頃に深く傷つけられたという事実は変わりません」

絃葉はさらに一歩前へ出た。

その迫力に押され、静代は無意識に一歩後ずさった。

「お二人が今すべきなのは、景との関係をどう修復するか考えることです。私はすでに景と婚姻届を提出し、間もなく結婚式の準備も始まります。つまり、これから私は、お二人と家族になるということです」

景にとって、母親がこうして言葉に詰まる姿を見るのは初めてだった。

絃葉が言い終えると、固く寄せられていた景の眉間がすっと緩み、握り締めていた指も自然にほどけた。

彼は絃葉の背中
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