ログイン「あなたは……誰」
「お前と同じ、神だよ。元、だけどな」 そう言うと姿を現した。 黒くて全然見えないのは夜のせいか、それともモヤのせいか…… てか元神って……ということは…… 昨日居た、例の式神か…… 「残念だが、その内容を見ちまったのならお前をここで殺さないといけなくなるんだが…」 凄い殺気...…まだ姿が見えないのに只者じゃない感じがする…… 「そうか……」 なら、久しぶりに本気を出すしかないようだ…… この土地の人に手出しなんか絶対にさせない!! お母様から引き継いできたこの、素晴らしい土地を!! 「ふはっ、どうやらやる気みたいだなぁ……いいぜぇ…...あたしも力を出せなくてうずうずしてたところなんだよ……!!」 と言うと、恐ろしい程凄い気迫が来た。 これは…… 1000年前も見たことがあるような…そんな感じの…… でもやっぱりこの式神、昨日居た感じからしてただ者じゃない…… 全盛期のウチより強いんじゃない? 辺りがピリついてる…… 凄い、多分普通の人じゃ立ってられないくらいのそんな圧がくる…… 「やばいかもなぁ…...でも…...!!」 手を下にかざし……陣が浮き出る。 そしてそこから、ウチの愛刀が出る。 その名もムラサメ 天を切り裂き、英気を吸い取る。 聞こえは悪いがこの刀に切られたものは何がなんだろうと自身の力を吸い取られる。 それが例え……神だろうと...…!! 「その刀、ムラサメだろ?」 「へぇ、知ってるんだ」 「そりゃあ、1000年前の決戦の噂…...知ってるからなぁ。まさか、ホンモノにお会い出来るとは!!」 「てことは……ウチの実力知ってるわけか」 「ご名答」 再び圧が増す…… やっぱり……これは…… 「最強に…...近い」 全盛期のウチよりもっと強かった神がいたという。それは、誰よりも強く、美しく、そして……儚く消え去った…… それがウチのお母様…… それに近いこの圧…… ほんとに、負けちゃうかもしれないほどだけど…… でも!! 「やるしか…無いか」 「いいぜ、どっからでも来いよ」 「分かった……行くよ!!」 と刀を鞘から出す。 その刹那、自分でも倒れてしまうほどの溜まった霊圧が開放された感じがした。 相手は全然ひるむことは無いだろう…… だけど!! これを使わないと、守れないのなら…!! 「おお、すげぇ……」 「はぁぁ……はぁ!!」 刀を振り、風を切る。 辺り一体が一瞬にして暗くなる。 多分……停電させちゃったかな…… でも、しょうがない。 この式神を倒すためなら、なんだってやるしか……… 「行くよ…」 「おう」 ウチ達の間にはこの言葉だけで充分。 そして、いついかなる時も戦いにおいて慈悲など不要。 だからこそ、やる事はただひとつ。 全力で……倒す!! そう思い、斬り合おうとしたその瞬間…… 「やめてぇぇぇぇぇえ!!!!」 「なっ……」 「葵……」 葵ちゃんが来て寸止めで事なきを得た…… けど、一歩間違ってたらウチが死んでるかもしれなかった…… それだけ、ムラサメの力を使っても倒せなかったのだろうと思う…… いや…そうじゃないかもしれない。 多分だけどこの式神は…… ウチの実力を分かった上でこの勝負を仕掛けに来たのか…… それとも葵ちゃんが、仕組んで来たのか… ほんとにわかんなくなってしまう…… 一体これは……どういうことなんだろうか…… 葵ちゃんは……何者なんだ? ただの陰陽師では無い気がしてきた…… ほんとにそれだけしか考えられないけれど…… ー数分後ー 「まずは……その、ごめんなさい!!」 「い、いいんだよ……別に……」 「だって…...澪さんが守りたいって言ってた場所を壊しかけて……」 「まあまあ……それはいいんだよ」 「…...よく、ないです」 「はいすみません…」 まあ...…お母様が守りたいって言ったからかこの子にとっても傷付けてはいけない場所だと分かったのか、多分それだけ怒っているんだろうな。 「それに、カンナちゃん?忘れ物取りに行ってとは言ったけど澪さんを殺してとは頼んでないよ?」 「それは……その……」 「何?言い訳?」 「いや……違う……すまん……」 「よろしい」 どうやら、この式神…カンナと呼んでいるこの子は葵ちゃんに頭が上がらないみたいだ。 「それで……どうしようかな…あのノート見ちゃったんですよね……」 「そういえば……そうだね」 思い出せば、多分ウチのことしか書いてなかったからな。 すっごく恥ずかしいんだけど……自分で見てて…… 「見ちゃったのなら、話そうかな…」 悲しい顔…… いや恥ずかしい感じの表情を浮かべる。 別に無理して話さなくてもいいのに…… 「無理して話さなくても……」 「ううん、いいんです。何れは話さないといけないと思ったんですから」 「そっか……」 そういえば……まだこの子のこと全然知らない あのノートだけじゃ、やっぱりまだこの子のこと分かってない。 だから……聞こうじゃないか。 この子の事を。 「そうですね…私の生まれとどうしてこの日記を書こうとしたのかを今日は話しますね」 「うん」 「カンナちゃんにはもう話したから多分聞き覚えはあるだろうけど……」 「あぁ、そうだな。まああたしは、とりあえず誰か来ないか見張っておくぞ」 と言い何処かに行ってしまう。 結局この子の姿はモヤにかかってて全然見えなかった…… 「ありがとっ、それじゃあ…私の生まれから話そうかな」 『私の生まれは、西園寺家っていう代々陰陽師の家なんです。それは、昨日言いましたけど……恐らく、あのノートを見て薄々分かったと思いますが……』 『それは……そうなんだけど私を殺そうとした西園寺家……その末裔なんだよね』 『はい、そうですけど?』 『いや、それはいいんだけど…どうして私なんかと……』 『それを今から話しますよ、まあ明日になるかもしれませんが……』 『うん』 『話を戻します、私は西園寺家の娘として産まれました産まれた時は、やはり良い顔をされなかったみたいです。また、霊力の無い子供が産まれた……と。でも、そうじゃなかった』 『そうじゃ……なかった?』 『ええ、私は神様が生まれつき見えてたんです。霊とかは全く見えませんが、神様だけはハッキリとなので、何も無いところで時々笑ったり話したりしたということを聞いたことがあります』 『そうなんだ……』 『それから、成長した私は霊を見るために色んなことをされました。視力を弄られたり、呪具を使ってなんとか適合させようとしたり、呪言の種類を覚えさせたり、式神の扱い方、陣の出し方、霊媒師の所に連れてかれて憑いてるものを払おうとまでしたみたいです。でも、それをしたところで私は霊が見えるようになる訳ないんですよね』 『そう……だよね』 『まあ……澪さんが思ってる通り、私の家はそれだけ没落してしまったんですよ。結局は、私が産まれるその前からもう家は廃れていると聞いていましたがほんとにその通りでしたね』 『それで……葵ちゃんは』 『まあ……察しの通り家から出ていきましたよ。追い出された、という方があっていますが』 『酷い……』 『あはは……慣れてます。それに、この日記をなんで書き始めたかっていうのは……いつか私があの酷い家で死ぬ時にふざけんなって顔して貰いたいからですよ。なんせ、神様が見える貴重な人間を殺してどれだけ勿体ないことしてるんだろうと嘲笑うための……ちょっと性格悪いノートですが……』 『ううん……そんな事ない、それぐらいしてもいいと思う』 『えへへ……ありがとうございます。でも、このノートにはまだ見られて欲しくない部分が沢山あるんです』 『例えば……?』 『んー……契約の儀の内容……とか』 (それは見なくてよかった……) 「まあ……私の事、ノートを記していた理由はこんな感じかな……」 と幻影の陣を解除する。 どうやら、この子の幻を知らない間に見せられていたようだ。 神が気付かないほどの実力…流石だ。 「すみません……陣を使ったので少し眠く…」 「ううん、大丈夫。また明日おいで?」 「い、いいんですか?」 「うんっ、もっと君のこと知りたいから」 「それでは……遠慮なく……」 と立ち上がろうとするけどふらついてる。 危ないから支えたけど凄い脱力感…… それと一緒に襲ってくる、軽い感じ…… ほんとに、酷い。 「ったく、無茶しやがって……」 「すみません…あとは、お願いします」 と言い葵ちゃんを任せる。 てかどこからやってきたんだ…… カンナちゃんもほんとに怖いな…… とりあえず……安静にしててね、お願いだから…… 「なんであんたが謝るんだよ…」 「えへへ、つい…」 「まあ、いいけど…あ、それと」 「はい?」 「お前、もう時期落ちていく。 落ちていく。 落ちていく。 どんどん。 どんどん。 どんどん…と。 暗い。 暗い。 暗い。 暗い。 闇の底に…… いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい…… 分からなくなるくらいまで。 闇のそこ。 深い、深い…… 闇の底へと…… 落ちていく所まで落ちていってるいる。 いや…… もう既に。 闇の底にいるのかも知らない。 だから。 私は、まだ落ちていく可能性がある。 それは分からないけれど。 でも……私は…… 私は…… あれ…… なんで……こんな事になってるんだっけ…… この感覚…… そういえば……前に…… そっか…… 思い出した…… これは…… 「へぇ、ここの神様ってほんとにいるんだ」 何かの道着を着ている紫髪の少女が鳥居の前でいきなりそんなことを言う……… この人……酷すぎる…… いや、ものすごく酷い。「何?あなたウチに用?」「用って程じゃないよ、ただ倒したくてさ。あんたを」「やめといたら?」「なんでさ、だって私はここら一体の神様を除霊してきたんだよ?」 除霊?除霊って言った?! 神様を除霊するほどって……この子相当……「へぇ、ならやってみるか?」 れいさ
ー数日後ー 「はぁ……はぁ……」 やばい……段々神力の維持が困難になってきた…… これは……ほんとにまずい…… この土地に神力を注ぎ込みすぎたか…… それとも……やっぱり、人間になるのか…神としての役割を終えて……死ぬのか…… どっちか、なんてわかるわけが無い。 実際、お母様がどうして死んじゃったのか……そんなの今になってもわかんない。 1000年生きてきたけれど手がかりすらない。し……ウチも見つけようとしたけれど今となっては知らない子の方が多い。 もう、陰陽師や色んな妖怪との戦い、はたまた神の力を使い果たして消えてしまった子の方が多い。 だからこそ昔のことを知っていて尚且つ強大な力を持っている神として残っているのはもうウチしかいないし…… どうしようかな…… いやいや…そもそもそれどころの話じゃないだろう…… 今は自分の身体の心配をするべきだ。 こうして……今にでも死にそうな身体をしているのに何も出来ないだなんて…… 終わりもいい所だ…… 「もう…このまま…誰にも見つからずに…死ぬのかな……」 その方が、この土地にも迷惑をかけないし……ちゃんと力を使い果たして死んだ方が…… いいのかもしれない…… 「そう思ったはいいけど……」 眠気、怠さ、神力がどこかに持ってかれる感覚といい…… ほんとにこれ…… 並の神が耐えられるものなの……? 完全に…殺しに来てる気がするんだけど…… もう、耐えることすらできない気がする…… 詰みだ。 これは……詰んでしまった。 何も出来ずに
お前、もう時期死ぬぞ?』 やっぱり……カンナさんには気付かれてたか…… 神として、段々維持が出来なくなってしまっている。 それか、信仰心が既に失われていたから遅かれ早かれ死ぬということは確定していたのだろうか。 だから……姿が見られていた。 それだと合点がいく。 でも、それだとしてもだ。 私自身そんなに信仰力や神力が仮に失っていたとする。 それで姿が見られたのなら、やっぱり神力が弱まってたとしか考えられない。 葵ちゃんが凄い、って訳じゃないとウチが勝手に睨んでるだけだけど。 多分葵ちゃんの能力って神力を司るものを見ることが出来るんだと思う。 あの話の素振りだと、カンナさんが見れたのはそれだけ神力が弱かった何かに宿っていたから見れたんだと勝手に予想するけど…… 多分、元々そういうのを子供の頃から見れていた…いやカンナさんを見れていた。 そこからあっさりと契約にこぎつけたんだと思う 勝手な予想だけどね。「ふわぁぁぁ……眠い……あの警告を受けてから凄い眠いのが酷くなった気が」 神としてそろそろ限界が近いのか。 それとも、それだけ信仰心、神力が共に薄れてきているのか。 どっちとも考えられるからこそ厄介だ……「何とかして……起きないと……」 そうしないと、約束が叶えられない。 それに、陰陽師の約束は物凄く重いもの。 破ってしまったなら神だとしても、とてもえげつない事になるってことをお母様から聞いたことがあるから何とかして起きないと……「っと、澪さーん?」 ヤバい……声は聞こえるのに凄い眠気が来て…… 起きれる自信がない…… いや……違う…… 神力自体が失われている気がする、吸い取られてる感じもする…… 昨日は全然感じなかったのに…… これは……一体……「澪さん?!大丈夫?!」「ぇ……大丈夫……だい、じょうぶだよ〜」「もう!!全然ダメじゃん!!」 必死に心配してくれている なんでこんな…… 抜け殻みたいなうちの事……心配して…… もう…ほんとに優しすぎるよ…… でも、助けるって言ってもどうやって助けるんだろ? この子には能力があんまりないと思ったんだけど…… もしかして…この膨大な神力の正体って…… まさか……「回復……」 段々、力が戻ってきてる感じがする…… それに、葵ちゃ
「あなたは……誰」「お前と同じ、神だよ。元、だけどな」 そう言うと姿を現した。 黒くて全然見えないのは夜のせいか、それともモヤのせいか…… てか元神って……ということは…… 昨日居た、例の式神か……「残念だが、その内容を見ちまったのならお前をここで殺さないといけなくなるんだが…」 凄い殺気...…まだ姿が見えないのに只者じゃない感じがする……「そうか……」 なら、久しぶりに本気を出すしかないようだ…… この土地の人に手出しなんか絶対にさせない!! お母様から引き継いできたこの、素晴らしい土地を!!「ふはっ、どうやらやる気みたいだなぁ……いいぜぇ…...あたしも力を出せなくてうずうずしてたところなんだよ……!!」 と言うと、恐ろしい程凄い気迫が来た。 これは…… 1000年前も見たことがあるような…そんな感じの…… でもやっぱりこの式神、昨日居た感じからしてただ者じゃない…… 全盛期のウチより強いんじゃない? 辺りがピリついてる…… 凄い、多分普通の人じゃ立ってられないくらいのそんな圧がくる……「やばいかもなぁ…...でも…...!!」 手を下にかざし……陣が浮き出る。 そしてそこから、ウチの愛刀が出る。 その名もムラサメ 天を切り裂き、英気を吸い取る。 聞こえは悪いがこの刀に切られたものは何がなんだろうと自身の力を吸い取られる。 それが例え……神だろうと...…!!「その刀、ムラサメだろ?」「へぇ、知ってるんだ」「そりゃあ、1000年前の決戦の噂…...知ってるからなぁ。まさか、ホンモノにお会い出来るとは!!」「てことは……ウチの実力知ってるわけか」「ご名答」 再び圧が増す…… やっぱり……これは……「最強に…...近い
「ふぁぁ……眠い……」 神様の夜は早い…だなんて何言ってんだって思うけど実際七時に起きてるのだからしょうがないだろう。 それにしてもやっぱり人の往来は激しいなぁ… いつ見ても驚く程だよ。 なんせ昔じゃ考えられないものばかりなんだからずっと驚きっぱなしだ。 この土地の人の話を聞くと近いうちにあの小さい鉄の塊がウチたちみたいに空を飛ぶみたいだ。 ほんとかどうかは分からないけど、もしそれが現実になったらとんでもない事だ。 多分、ウチだけじゃなくて神様達みんな驚くと思う。 それだけ人間達はほんとにすごいのだ。 こんな短期間でものすごく成長出来るのだから驚きが隠せないよ。「人間って凄いなぁ」「そうだよねぇ」 と言った方の隣を見てみると……「ん?」「ん?」「えぇ?!な、なんでここに?!」「そ、そんな驚くことある?!」 いや、驚くよ。 だって昨日会ったばっかの子がこうしてまた来てるんだから。 それに、ほんとに来るだなんて思わなかったし。「来ちゃ…ダメでしたか?」「いやダメってわけじゃないけど、どうしてウチ……じゃなかった私なんかに会いに来たの?」「だって…どうしても会いたかったんだもん……」「?!」 何この子……凄い健気だ…… それに、こんなウチなんかの為に昨日言った約束を覚えてくれたなんて……約束……約束か…… いや待って、約束ってさ陰陽師にとってそういうのは重いもの……縛りとかになるんじゃ…… そんな事無いのかな? いや、特にこの子の家がどの家系によるけど…もしかしたら約束によって、縛られるんじゃないと思う…… そうだったら…… ここに来られないよう結界を張るしかないかもしれない……「ねぇ……葵ちゃんって……どこの陰陽師の子なの?」
『澪《れい》…澪は絶対に人間の前に姿を出しちゃいけないよ』『どーして?おかあさま』『それは、ウチ達が神様だからよ。だから決して人間に姿を見せたらウチ達やその人間にも不幸が降り掛かってしまう。それを避けるためなのよ』『ふーん』『今はわからなくていい、だから大人になったらわかるかもね。だって、うちのれいは凄いんだから』 なんて…昔お母様に言われたことを不意に思い出した。 あの後なんて言ってたんだっけな。 今はもう覚えてない。 だって凄い小さい時だったんだから。 でも、どうしてだろ。 お母様が亡くなった後もこの約束というか契というか… それをずっと守り続けている。 だからこそ、人間がどんなものかなんて今はわかるけれど触れることも見ることも出来ない。 なんせ、神は人間と触れてしまったら消えてしまうのだから。 夜 この暗い暗い夜の帳が降りている中、本来なら誰も居ないと思うはずなのだが。 今は、こんなにも明るくなっていてとても信じられないけれど昔はほんと辺り一帯が暗くなって提灯の灯りがないと山の闇に飲まれてしまうことが多かったのだが…… この、奇っ怪な建物が乱立したこの土地を見て驚きというものが隠せないが今ではもう慣れてしまったものの。 夜のこの暗い闇の中を歩き回る人間たちとそれを照らし出す無数の光がとても当たり前になっているのがほんとに今でも驚きだ。 昔では到底考えることが出来なかったが人々の成長によって生まれたそれらはほんとに凄いと私は今でも思う。 それに、人間同士の大きな争いの後瞬く間にこんなものが出てきたのだから。 ほんとに凄いなとつくづく思う。 そんな事で驚くのも束の間。 もっともっと大きい物も出てきたり、電車と呼ばれる箱のものが人を乗せて動く場面を目撃したり、はたまた空には鳥のような…&hel