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第22話

Autor: 墨香
「おはよう」

「......おはようございます」

紗寧は椅子を引いて腰を下ろし、目を伏せたまま蒼士をまともに見られなかった。

朝食とは思えないほど豪華な食卓だった。

紗寧はミルクをひと口飲みながら、つい視線の端で向かい側を窺った。

蒼士はラフな格好をしており、少し開いた襟元から白い鎖骨がのぞいている。

だが何より目を引くのは、その目の下にくっきりと浮かぶ隈だった。

整いすぎた顔立ちだからこそ、余計に目立ってしまう。

紗寧は気まずそうに視線を逸らしながら、今夜は別々に寝た方がいいのではないかと密かに考えた。

無理をして体を壊されても困る。

そんなことを考えていると、蒼士の視線が彼女へ向けられた。

今日の紗寧は白いシャツワンピースに身を包み、髪を低い位置でひとつに結んでいる。

細く白い首筋が露わになり、清楚で飾り気のない装いだった。

それでも、その華やかな顔立ちは隠しようがない。

どれほど控えめな格好をしても、生まれ持った艶やかさだけは消えなかった。

「今日は予定があるのか?」

蒼士はコーヒーカップを口元へ運びながら尋ねた。だが視線は依然として彼女に向けられ
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  • 八角さん、新婚ですから自制してください!   第156話

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