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第468話

Penulis: 玉酒
美穂が手を振って断ろうとしたその時、和彦は美穂より先に華子と一緒に締太鼓の方へ歩き出した。「やってみよう」

淡々とした口調だったが、拒ませない確かさがにじんでいる。

スタッフがひもを手渡す。美穂はためらいながら受け取り、ざらついた麻ひもに指先が触れた瞬間、和彦の低い声が耳元で響いた。「俺の動きに合わせて」

仕方がない。今日はもともと華子を楽しませるために来たのだ。体力のいる遊びを華子に任せるわけにもいかない。

締太鼓の上でバレーボールがわずかに揺れる。美穂は息を詰め、ボールを見つめながら、和彦の力に合わせて手首を持ち上げた。

一回目――ボールは傾き、締太鼓の縁に当たって外へ弾かれた。

「焦らなくていい」

隣から落ち着いた声が届く。どこか諭すような柔らかさがあった。「ボールを見て。余計なことは考えない」

美穂は深く息を吸い、ひもを握り直す。

今度は自分で力を出さず、彼の動きに合わせて角度を調整した。

ボールは締太鼓の中央で安定して跳ねる。一回、二回……

七回目で手首がわずかにぶれ、ボールが外へ飛びそうになる。その瞬間、和彦が力を強め、ひもを自分側へわずかに引いた。

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    美穂が手を振って断ろうとしたその時、和彦は美穂より先に華子と一緒に締太鼓の方へ歩き出した。「やってみよう」淡々とした口調だったが、拒ませない確かさがにじんでいる。スタッフがひもを手渡す。美穂はためらいながら受け取り、ざらついた麻ひもに指先が触れた瞬間、和彦の低い声が耳元で響いた。「俺の動きに合わせて」仕方がない。今日はもともと華子を楽しませるために来たのだ。体力のいる遊びを華子に任せるわけにもいかない。締太鼓の上でバレーボールがわずかに揺れる。美穂は息を詰め、ボールを見つめながら、和彦の力に合わせて手首を持ち上げた。一回目――ボールは傾き、締太鼓の縁に当たって外へ弾かれた。「焦らなくていい」隣から落ち着いた声が届く。どこか諭すような柔らかさがあった。「ボールを見て。余計なことは考えない」美穂は深く息を吸い、ひもを握り直す。今度は自分で力を出さず、彼の動きに合わせて角度を調整した。ボールは締太鼓の中央で安定して跳ねる。一回、二回……七回目で手首がわずかにぶれ、ボールが外へ飛びそうになる。その瞬間、和彦が力を強め、ひもを自分側へわずかに引いた。ボールは再び締太鼓の中心へ戻る。「いい」低い声が落ちる。吐息が耳元をかすめ、白檀のような香りがわずかに漂った。美穂の眉がかすかに寄る。十回目が成功した時、周囲からぱらぱらと拍手が起き、スタッフがクリスタルの置物を手渡した。寄り添う白鳥の対。柔らかな光を反射している。「きれいねえ」華子は受け取り、そっと撫でた。「さっきのクマより素敵だわ」少し先へ進むと、今度はなぞなぞ屋台に出くわした。提灯の下に札がずらりと吊るされていて、和彦が一枚取ると、華子がすぐにせかす。「一緒に考えようよ、一緒に!」札にはこう書かれていた。【夜空に浮かんで、形が毎日変わるものはなに?】美穂が一瞬考えるより早く、和彦が答える。「月だろ」係の人はにっこりうなずき、景品として箱入りのペンを二本差し出した。和彦はそのうち一本を美穂に渡す。美穂の好きそうなマットな質感の軸で、思わず受け取った瞬間、指先が彼の指に触れ、電気が走ったように、思わず引っ込める。「ほら、あっちに射的もある!」華子はまだまだ興奮がおさまらず、少し先の屋台を指さした。「若い頃よくやったのよ。あなた

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