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第124話

Author: 相沢美咲
隆はアウトドアワゴンを紗良に渡し、「先に行ってて。何かあったら連絡して」と言った。

紗良が促す。「分かったわ。詩音、隆さんにバイバイは?」

詩音は隆に手を振った。「隆さん、またね!」

隆は詩音の頭を優しく撫でた。

悠斗が美羽に声をかける。「帰るとき連絡して。迎えに行くから」

美羽は小さくうなずいた。

悠斗は隆とも挨拶を交わした。

紗良は詩音を乗せると、そのままモールの中へ向かった。

紗良が茶化すように聞いた。「ねえ、もしかして二人は同棲してるの?」

美羽が訂正する。「同じ住宅街よ」

紗良が含みのある笑いを浮かべる。「あら!それって何が違うの?」

美羽は真剣な表情で紗良を見た。「何が言いたいの?」

紗良は目を細めて笑った。「別に、ただちょっとね」

A国まで悠斗がたびたび美羽に会いに来ていたため、紗良も自然と顔見知りになっていた。

悠斗の気持ちは明らかだが、今の美羽には仕事のことしか頭になかった。

それもまた、今の美羽には合っているのかもしれない。

本当は美羽と自分の兄をくっつけたいと、紗良は考えていたのだが。

「そういえば美羽、今ネットでどれだけ注目され
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