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第15話

Author: 青ノ序
「病院に来てそんなに経ってないのに、どうしてあなたのご実家が知ってるの?」

「誰かがお父さんに告げ口したみたい。昨日私が湊をさんざん罵倒したってね」

綾はただ事ではないと察して、湊の秘書に電話をかけた。

「もし誰かに聞かれたら、湊は私と海外旅行に出かけたと答えて。会社で何か急ぎの用件があれば、直接私に連絡してちょうだい。私が代わりに決断するわ」

次に中野家に電話をかけた。電話に出たのは幸子だった。

「山下さん、凪に代わって」

すぐに電話の向こうから、凪の不機嫌な声が聞こえてきた。「湊はどうなの?」

「あなたの目的が何であれ、湊が入院したことは絶対に誰にも言わないでちょうだい。

もしこのことが漏れたら、湊が目を覚ましたときに許されるとは思わないで。彼は5年前とは違う。そのことはよく覚えておきなさい」

綾の口調は冷たく厳しかった。そして最後に、一言付け加えた。

「自分の息子のためだと思って、余計なことは言わないことね」

明里は事の重大さに気づき、急いで実家に電話して口止めをした。

「じゃあ、うちに告げ口したのは二宮さんだったってこと?」

綾はうなずいた。「湊は突然
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