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モテモテマルクエン

last update Date de publication: 2025-12-23 22:19:58

 ラミッタがホテルの外へ向かうと、見えたのは女冒険者に囲まれているマルクエンだ。

「竜殺しのマルクエンさんですよね!? すっごーい!!」

「マルクエンさん背も高いし、顔もカッコいいですね!!」

「マルクエンさんって、誰か付き合っている人いるんですかー?」

 当の本人は赤面しながらしどろもどろだった。

「い、いや、あのー、そのー……」

「あら。モテモテで良いご身分ね、宿敵?」

「ら、ラミッタ!! あの、待ち合わせをしていたので、これで……」

 マルクエンは女冒険者達を振り切ってラミッタの元へと行く。

「あらー? 待ち合わせなんてしていたかしら?」

 ラミッタが小声でニヤニヤ見てくると、マルクエンは歩き始める。

「そういう事にしておいてくれ!!」

「それじゃ、バーに行くわよ。アンタの奢りでね」

「わかった。誘ったのはこっちだしな」

 バーに着くと、やはりここの冒険者にも気付かれ、好奇の眼差しを浴びる。

「すっかり注目の的ね」

「あぁ、そうだな」

 すみの2人席に座ると、とりあえず飲み物を注文した。

「人の目に晒されるのは元のせか……。元の国ではよくあったから慣れていたはずなのだが
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    「大丈夫か?」 マルクエンは体を寄せてシチを支える。「怪我はそうでもないけど、血が足りないみたいね」 冷静を装いながらシチが言うと、マルクエンはシチの前で屈む。「良かったら背負っていくぞ」「し、仕方ないわね。偉大なる黒魔術師を背負う栄誉を与えるわ!!!」 いそいそとマルクエンに抱きつくシチ。ひんやりと冷たい体温が伝わる。 洞窟の外で金属の装備を回収し、マルクエン達は集落まで戻った。「おぉ、マルクエンさん!! 皆さん!! 祠の方はどうでしたか?」 宿屋の主人が出迎えてくれ、マルクエンは先程の出来事を話す。「結界は直りました。しかし、魔人の襲撃があり、シチが怪我をし

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