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58話

last update publish date: 2026-05-25 20:38:23

加島はその端正な顔でニコッと笑うと、

「そう!実はね、俺の友達が金白市で有名なフレンチの店やってるんだけど、今週末に貸し切りで50人ぐらいのパーティーが開かれることになったらしいんだ。ただ、急遽予約が入ったのと、人数が人数なのとで、誰か手を貸してくれる人を探しててさ。かすみ、急で悪いんだけど、良かったらその日俺と一緒に行ってくれない?」

「今週末?」

「うん。今週の土曜日!四日後なんだけど、都合悪い?」

かすみは微笑みながら首を振ると、

「ううん、大丈夫だよ!手伝えます!」

「お店の準備とか大丈夫なの?」そう聞く愛蘭に、かすみは、

「うん!実は大家さんのご厚意で、契約前から店への出入りをちょこちょこさせてもらってたの。だからその間、必要なものを運び込んだり、リフォームさせてもらってたりしてたから、あとはただ契約書にサインしてお金を払うだけなんだ!だから全然大丈夫だよ!」

加島は嬉しそうに満面の笑みを浮かべると、「やった!ありがとう、かすみ!助かります!」

かすみは加島に向かって、クシャッと笑って見せてから、

「愛蘭はその日は来れないの?」

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