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65話

مؤلف: 籘裏美馬
last update آخر تحديث: 2026-01-08 17:51:35

戸惑う私の手を引き、奏斗が走り込んだラブホテル。

ささっと部屋を決め、奏斗は私の手を引きながら部屋へと入った──。

「香月、取り敢えずタオルで髪の毛とか拭いて」

「あ、うん……」

浴室だろうか。

浴室に姿を消した奏斗が、バスタオルを2枚手に持ち、戻ってきた。

唖然とする私の頭にバスタオルをかけ、奏斗は少し私と距離を取った場所でガシガシと乱暴に髪の毛を拭いている。

私も、のろのろとした動作で濡れた髪の毛や、服を拭いていく。

髪の毛はまだ何とかなったけど、びしょ濡れになってしまった服はタオルで拭ってもどうしようもなくて。

体温を奪う冷たさに、私はぶるりと震えた。

「寒い?……確かさっき……」

奏斗がそう告げ、再び浴室に消える。

そして、2組のバスローブを手に戻ってきた。

その内の1つを私に手渡してくれる。

「これに着替えた方がいい。その……着替えてる間は、俺、トイレにでも隠れてるから……」

「えっあ……、そのっ、浴室とかで着替えるから大丈夫だよ……?トイレなんかで着替えたら、寒いんだから……」

私は言葉につっかかりながら、浴室に向かおうとした。

だけど、慌てた奏斗が私の手を掴み、必死の形相で首を横に振る。

「だっ、駄目だ香月!浴室ガラス張りで、透けてる!!」

「──へっ、あっ!!」

奏斗の言葉につられるようにして浴室を見てみれば。

確かに奏斗の言う通り、浴室はガラス張りになっていて、あれじゃあ丸見えだ。

しかも、お風呂もガラス張りになっていて、これじゃあ何も隠せない。

「──ひぃっ」

「だ、だから言っただろ。その、俺はトイレで着替えるから、香月は部屋で着替えて」

そそくさとバスローブを持った奏斗がトイレに消えてしまう。

私はトイレなんかで着替えさせてしまうのが申し訳なくて、急いで部屋の隅に向かって服を脱いた。

焦っている時に限って、濡れた服が肌に張り付いて上手く脱ぐ事ができない。

苦戦しつつ、何とか全て脱ぎ終えると、私はバスローブを手に取った。

ふかふかで、暖かそうなそれは、肌触りも良かった。

急いで羽織り、前をしっかりと合わせてウエストにある紐をきつく縛る。

少し着替えに手間取ってしまったから、奏斗はとっくに着替え終わってるだろう。

私は急いでトイレに向かうと、扉をノックした。

「か、奏斗待たせてご
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