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第315話

Author: 一燈月
自分は間違っていない!

圭介は充血した目で、狂ったように暴れる小夜を力任せに抱きすくめ、決して離そうとはしなかった。

これは始まりに過ぎない。情けなど無用だ。

「怖がるな。すぐに良くなる。いい子だ、言うことを聞け」

圭介は優しく、言い聞かせるように囁いた。

だが、腕の中の小夜は聞く耳を持たず、声を上げて泣き叫び、過呼吸になりそうなほど激しく嗚咽した……

彼は分かっていない。良くなることなどない。永遠に、元には戻らないのだ!

彼女には理解できなかった。

自分が何をしたというのか。なぜこんな目に遭わなければならないのか。

あのワインのせいか?

だが、あのワインを奪って飲んだのは圭介自身だ。彼女は彼に飲ませようなどと思っていなかった。それなのに、なぜ報いが自分に降りかかるのか!

どうして!

泣き疲れた果てに、小夜は意識を失い、そのまま昏倒した。

物音を聞きつけた彰が入ってきた。

薄暗い部屋の中、圭介は気絶した彼女を抱きかかえ、散乱したバスルームの中に呆然と立ち尽くしていた。

額からは鮮血が滴り落ち、赤い目をして微動だにしない。その妖艶な瞳には、珍しく迷いの色が浮
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もちむぎ玄米
うわっ!ちょっと…これは…さすがに… 絶句…冷酷非道の域を通り越して犯罪だ! 圭介は狂ってる!! 小夜に対しても、青山に対しても、圭介がやっていることは全てが犯罪でしかない! 自己中心的でおぞましく、弱者を痛ぶり、嫌悪感しかない吐き気がする犯罪だ! 相手の命を奪ってはいないが、相手の心を完全に打ち砕くまで精神的にも肉体的にも痛ぶり続ける圭介のやり方は、全てが異常で恐しい! 全てを支配しなければ気がすまない彼は、絶対的な支配者であり続ける為に、心が揺らいでも、自分の考えとやっている事の全てを正当化しようとする。 まともな人間が常に彼のそばにいて、善と悪と愛を教え導いていたら違ったのだろうか?…
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