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第449話

Penulis: かおる
「まったく隙のない演奏だ。

さすがワーナー先生、眼力は相変わらずだな」

「それに美貌も抜群だ。

見れば見るほど引き込まれる」

「これから音楽界に、新たな天才が現れることになるかもしれないぞ」

「この小林さんは、これだけの名士たちの前で顔を売った。

将来の前途は計り知れないな」

清子は深々と一礼し、観客の熱い拍手に送られて舞台を後にした。

だが星はすぐに動くことなく、そのまま席に残って次の演奏を楽しんでいた。

およそ三十分後、音楽の部はほぼ終わり、別のパフォーマンスに移っていった。

時計を確認した星は、そろそろ清子の様子を見に行こうと席を立つ。

――ところが、楽屋に向かう途中で喧噪が耳に飛び込んできた。

星はふと気づく。

これほど長く会場にいたのに、勇から一度も連絡が来ていない。

まさか――

足を速め、人だかりのする扉の前へと向かった。

人垣の隙間から見えたのは、雅臣に抱きかかえられて出てきた女性の姿だった。

女性は髪が乱れ、頬は大きく腫れ上がり、肩には雅臣のジャケットが掛けられている。

その正体は他でもない、清子だった。

勇はどこからともなく現れ、
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