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お腹の子は大丈夫なの?

Author: 影畑凛星
last update publish date: 2026-08-08 14:08:22

 「思いついたことがあるの」

 和江は意味ありげに微笑んだ。

 拓也は顔を上げる。

「何?」

「美月さん、お腹の子がいるのよね」

「ああ」

「だったら、赤ちゃんのことを心配してるはずでしょう?」

 拓也は頷く。

「それがどうしたの?」

 和江はソファへ腰を下ろすと、当然のように言った。

「だったら、その子のことを理由に連絡すればいいじゃない」

「え?」

「『子どものことが心配だから話がしたい』って」

「きっと返事くらいは来るわよ」

 拓也は少し考え込む。

「でも……」

「返事、来ないかな」

「今まで何度連絡しても駄目だったじゃない」

 和江は首を横へ振った。

「今までは、あなたと美月さんの話だったでしょう?」

「でも今回は違うの」

「赤ちゃんの話よ」

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