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今度は私が準備します

Author: 影畑凛星
last update publish date: 2026-10-06 07:01:01

「蒼真さん、次のお休みって空いてますか?」

 夕食を終えた後、美月は隣に座る蒼真に尋ねた。

「ええ。何かご希望が?」

「ピクニックに行きませんか?」

「ピクニック、ですか?」

「はい。近くに大きな公園があるでしょう? あそこなら子供も連れていけますし、天気がよければ気持ちいいと思うんです」

 蒼真は嬉しそうに頷いた。

「いいですね。ぜひ」

「ただし!」

 美月は人差し指を立てた。

「今回は、貸し切りも特別な手配もなしですよ。普通に公園へ行って、のんびりするだけです」

「分かりました」

「本当ですね?」

「ええ。美月さんが行きたい場所ですから」

 その返事に、美月はようやく安心した。

 今度こそ、普通のデートができそうだ。

「じゃあ、楽しみにしてますね!」

「私もです」

 蒼真が微笑むのを見て、美月はひそかに決めた。

 

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    「蒼真さん、次のお休みって空いてますか?」 夕食を終えた後、美月は隣に座る蒼真に尋ねた。「ええ。何かご希望が?」「ピクニックに行きませんか?」「ピクニック、ですか?」「はい。近くに大きな公園があるでしょう? あそこなら子供も連れていけますし、天気がよければ気持ちいいと思うんです」 蒼真は嬉しそうに頷いた。「いいですね。ぜひ」「ただし!」 美月は人差し指を立てた。「今回は、貸し切りも特別な手配もなしですよ。普通に公園へ行って、のんびりするだけです」「分かりました」「本当ですね?」「ええ。美月さんが行きたい場所ですから」 その返事に、美月はようやく安心した。 今度こそ、普通のデートができそうだ。「じゃあ、楽しみにしてますね!」「私もです」 蒼真が微笑むのを見て、美月はひそかに決めた。 今度は、自分が蒼真を喜ばせたい。 いつも何かをしてもらってばかりなのだから、たまには自分から準備するのもいいだろう。 そう考えた美月は、翌日からお弁当の献立を考え始めた。 サンドイッチもいいけれど、せっかくならおにぎりも作りたい。卵焼きに唐揚げ、それから彩りのいい野菜を少し。 蒼真は普段、どんなお弁当を食べるのだろう。 そもそも、手作りのお弁当なんて喜んでくれるだろうか。 少し不安になったものの、蒼真が自分の作った料理を美味しいと言ってくれた時のことを思い出し、自然と頬が緩んだ。 そして、ピクニック当日。 美月はいつもより早く起きて、キッチンに立っていた。 子供が眠っている間に下ごしらえを済ませ、卵焼きを焼いて、おにぎりを握る。 唐揚げも、蒼真が食べやすいように少し小さめにした。「……よし!」 完成したお弁当を見て、美月は満足げに頷いた。 二人分のお弁当

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