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第747話

Auteur: 浮島
蒼空は眉を上げた。

「一緒に行くのはいいけど、喧嘩はしない、手も出さない、拗ねたりもしないこと」

遥樹は不満そうに彼女を見る。

「俺、そんな人間に見える?」

蒼空は言った。

「とにかく今回はお願いしに行く立場なんだから、少しは大人しくして」

遥樹は強調する。

「俺だって分別はある。信じてくれてもいいだろ」

「そうだといいけどね」

蒼空はわざと挑発した。

「どういう意味だよ」

......

今回の店は蒼空の秘書が手配したもので、彼女が普段から取引先とよく使っているレストランだった。

落ち着いた雰囲気で品があり、料理の質も高い。

個室の設えも上品で、客をもてなすのに申し分のない場所だ。

蒼空と遥樹が到着したとき、瑛司はまだ来ておらず、二人は先に料理を注文した。

蒼空は注文の際、意識して甘めの料理を避けていた。

隣でそれをはっきり見ていた遥樹が、何気ないふりをして言う。

「あいつ、甘いもの食べないんだ?」

蒼空は一瞬手を止め、遥樹を見てから頷いた。

遥樹は含みのある笑みを浮かべる。

「数年経っても、ちゃんと覚えてるんだな」

蒼空は無奈そうにメニュー
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