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第4話

Autor: ひとつの甜菜
「澪、ふざけるな!もうすぐに式だぞ。

式の準備も全部整った、今さらキャンセルなんて。

俺をバカにしてるのか?」

「新居を勝手に彼女に貢いでおいて、よく言うわよ。

私はただ式をキャンセルしただけ、あなたに比べればずっとマシよ」

私は佳奈の方を向き、冷ややかに言った。

「いっそのこと、佳奈さんと結婚したら?

佳奈さんは新居も貰って指輪も受け取ったんだから、結婚するくらい当然じゃない。」

佳奈は権利書を抱きしめ、頬を赤らめた。

「彰さんがそう望むなら、私は……」

彰は苛立ちを露わにして、声を荒らげた。

「澪、何度も言ってるだろ。佳奈は妹みたいなもんだって。

佳奈は身寄りがなくて一人ぼっちなんだから、自力で家を買うのがどれだけ大変か、お前だって分かるだろ?

兄貴として少し援助しただけなのに、いつまでくだらないヤキモチを焼いてるんだ?」

彰はいつもこうだ。

佳奈は幼くして両親を亡くし、親戚の家で肩身の狭い思いをしてきた。

だから可哀想なんだ、優しくしてやれ、と。

私は言い返した。

「彼女が可哀想だからって、あなたは助けてあげるどころかマンションまで買い与えた。
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