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22高鳴る鼓動(悠人目線)

مؤلف: 伊吹ハナ
last update تاريخ النشر: 2026-09-26 20:00:00

 芦屋に会うつもりはなかった。

 霧島に会いたくなかったから来ただけだった。

 展示会には様々な紙が展示されている。親父が申し込んでいたこともあってすんなりと通ることが出来た。

 あとは目立たない隅に置いて時間が過ぎるのを待つ。

 それだけだったのに……1人の男性が俺の和紙を見ている。

「触っても、いいですか」

 スーツが似合う。キリッとした顔なのに柔らかい口調。何となくαだ、と思った。でも、不思議と威圧は感じない。

「どうぞ」と言えば彼は感嘆を漏らしながら触れていく。和紙に初めて触れるようだった。

「これでΩの首輪を作れたらなあ……!」

 このエリートαが。芦屋だったのか。

 芦屋はこの和紙を起用したそうにしていたが上司が拒否していた。

 芦屋が気付いていたかはわからないが上司は俺がΩだと見抜いていたようだった。「Ωは劣る」と今まで散々聞いてきた言葉を浴びせられる。


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