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第419話

Author: 藤崎 美咲
その指輪は、自分が圭吾と取引をしたとき、無理やり「証」として持っていかれたものだった。

まさか、その指輪が悠真の手に渡っているなんて?

結衣は喉が詰まり、突然の問いに言葉を失った。

悠真はもう、自分を信じていない。ここでさらに嘘をついて見抜かれでもしたら、二人の関係は取り返しのつかないほど悪化する。

彼女の顔から血の気が引いた。

「……圭吾が私を訪ねてきたのは事実よ。でも、あなたを探す手伝いができるって言ったの。

悠真、あのときは、本当にあなたがどうなったのか分からなかったの。あなたに何かあったらと思うと怖くて……一人でも多く探しに行ったほうが、希望が増えると思っただけ。彼があなたや星乃を狙ってるなんて、知らなかった」

結衣は分かっていた。悠真が本気で圭吾に問いただすことはない。たとえ会えたとしても、圭吾が自分を裏切るはずもない。

だから説明すべきなのは、ただ一つ。なぜ、自分の指輪が圭吾の手にあったのか、それだけだ。

だが、彼女の言葉が終わると、悠真は小さく笑った。

一度目を閉じ、再び開いたとき、目の前の結衣がひどく見知らぬ存在に思えた。

顔立ちは変わらない。か弱
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結衣を愛していないとか ふたりの親密な関係は星乃と離婚に至るまで 悠真と冬川一族から邪魔もの扱いされ 不満のはけ口でいじめられた星乃の犠牲の うえで公認されてきたものじゃないか 悠真は結衣を甘やかした結果を後悔するといい
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