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第418話

Auteur: 藤崎 美咲
そう言って、怜司はスマホを握り、外に出て結衣に事情を説明しようとした。

だが立ち上がる前に、悠真が手を伸ばして言った。「俺が話す」

そう言われてはどうしようもなく、怜司はスマホを差し出すしかなかった。

神経を張りつめながら、心の中で結衣が余計なことを口にしませんようにと祈る。

幸い、会話はごく普通だった。

結衣が何を話したのかは分からないが、悠真は彼女と会う約束をしていた。

いつもと変わらないやり取りを聞いて、怜司はほっと息をつき、スマホを受け取ろうとした。

だが悠真は、わざとなのか無意識なのか、結衣との通話履歴をタップした。

画面には、何件もの発着信が並んでいる。その動作に、怜司はぎょっとした。

「ずいぶん頻繁に電話してるんだな」悠真がそう言う。

怜司の心臓が跳ね上がる。「このところ、結衣はずっとお前のことを心配してて。でも冬川家の人たちの迷惑になるのが怖くて、俺に電話してきたんだ。

それに、今は体の状態がああだから、病院にもよく来なきゃいけなくて」

それを聞いても、悠真は何も言わず、スマホを返した。怜司はさっと画面を確認し、問題なさそうなのを見て、ようやく肩
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