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第一章:見えない争いの始まり

Author: Kaya
last update publish date: 2025-09-18 18:29:00
私たちはとにかく国王の待つ謁見室へと急いだ。

途中で心臓の傷が痛み、よろけそうになるとルイスが肩を支えてくれた。

「もしかして公爵は、お前を庇ってくれたのか?」

案外と優しい考えを持つルイス。私は首を横に振った。

「違うと思うわ。

残念ながら私の父はそんな殊勝な人間ではないの。

私とエルミニオ様を結婚させたいのは単に、権力欲のためーー

ヴィスコンティ王家との繋がりを作りたいのよ。

さらなる権力を手にし、高みに登りたいの。

昔からそうだったわ。

私にもとにかく厳しい人だった。」

ジャコモは私の教育にたくさんのお金を使ったが、愛情をかけてくれたことは一度もなかった。

『ロジータ。お前は殿下の婚約者だ。』

『殿下が冷たい?今さら何を言っている!

王族との結婚に愛など求めるな!』

『ロジータ!お前が情婦に負けるなどあってはならない!

いいからさっさと舞踏会に行くんだ!」

時々冷たい視線を投げかけ、弱音を吐く私を厳しく叱りつけた。

時には見えない場所に鞭を打つことさえーー。

ジャコモにとって私を完璧なレディに育てることはいわゆる投資と同じだった。

ロジータは娘ではなく、自
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