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第46話

Auteur: るるね
last update Date de publication: 2026-04-19 20:55:25

「ねえ優介、広告の撮影現場、一緒に見に行くって約束したでしょ!」

「そうだよ。言い出したの、優介のほうじゃん」

 紗月に甘えようとする優介に対して、友人の二人はまったく容赦なく割り込み、その誘いをあっさり遮った。

「だからさ、二人とも邪魔しないでって言ってるだろ。芸能人なんかより、紗月お姉さんのほうが大事なんだよ」

 不満げに友人たちを睨みつけたあと、優介は再び紗月へと視線を戻す。

 その途端、まるで別人のようにしゅんとした表情になり、頭の上にはふわふわした子犬の耳でも生えているかのように見えるほど、甘えた様子で彼女にすり寄った。

「ねえ、いいでしょ? 紗月お姉さん」

「優介くん、友達はちゃんと大切にしないとだめよ」

 紗月は思わず苦笑し、その声には自然とやわらかな笑みが混じる。

 優介が現れてからというもの、さっきまでの嫌な気分も、気づけば少しずつ薄れていた。

「ほんとそれな。優介、俺たちが優しいからいいけど、普通ならとっくに友達いなくなってるぞ」

「じゃあさ、紗月姉さんも一緒に来ませんか?」

「ちょっと! それ、僕の紗月お姉さんなんだけど。勝手に馴れ馴れしく呼ばないでよ」

 優介
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