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第20話

Auteur: みそ煮
last update Date de publication: 2026-05-13 13:57:48

碧斗の後ろには紫苑もいた。彼は不機嫌そうな顔で由利を見つめていた。

(あと三十分はかかるだろうと思ってゆっくり散歩してたけど……思ったより早かったようね)

そんな彼の顔を見ても、由利は何とも思わなかった。少し前の彼女なら困惑していただろうが、今はそんなこといちいち気にしていられない。

「由利、こんなにも長い時間一体どこへ行っていたんだ」

「……どこへ?ちょっと散歩してただけよ」

「散歩だと?」

碧斗の顔が険しくなった。俺たちを待たせていたことを自覚しているのか、とでも言いたげな表情だ。

(不機嫌そうにしているけどね……あなたたちが普段からやっていることを私はお返ししただけよ)

これまで、何十分も待たされていたのは由利の方なのだ。もちろん、彼らはそのことに全く気付いていないだろうが。

「迎えに行くって言っただろう?何故俺を待たなかった?」

「いつもみたいに十分以上遅れてくると思ったから……ちょっと散歩していたのよ」

実際、由利の予想は的中していた。紫苑が準備を終えたのは、碧斗が由利を迎えに行く時間の十五分後だった。そのことを指摘されたのが悔しいのか、彼が顔を歪ませた。

「君はちょっとく
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Commentaires (1)
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あんこ
どうせなら結婚前に戻りたいよね。 その方が家からも逃げられるのに
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