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第1174話

Auteur: ラクオン
「清孝、あなたが私に言った言葉が、たった一度でも本心だったなら、私はこんなにあなたを嫌いにならなかった」

清孝は応じた。「君が離婚したいって言った時、俺は離婚に応じただろ?」

「……」

紀香は一瞬言葉を失った。「でも、離婚ってどういう意味か、あなたは分かってる?」

清孝は手錠を指先で弾きながら、短く鼻で笑った。

「元嫁はもう嫁じゃないってことか?」

屁理屈!理不尽すぎる!

紀香は怒りに震えながら言い放った。「離婚ってことは、夫婦関係は終わりって意味!私はもうあなたの妻じゃない!だから、これ以上人に誤解させるようなこと言わないで。まるで私とあなたの間に何かあるみたいに言わないで」

清孝はこの話題を何度も繰り返す気はなかった。

彼にとって、紀香はどうしても手放せない存在だった。

最初はもっと別の方法を取るつもりだった。だが、彼女の自分に対する嫌悪がここまで強いのなら――

それならもう、自分のやり方でいくしかない。

たとえ最終的に彼女に殺したいほど憎まれても、彼女を手放す気はなかった。

「紀香、警察署から戻ったら、また話そう」

そう言って、彼は立ち上がり、二人の警
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