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第161話

Author: 結奈々
「変わらないよ」遥真は答えた。「違法じゃないことが前提だけど」

玲奈はもう彼の前で「か弱いふり」をするつもりはなかった。何があっても見抜かれると分かっているからだ。「私、桐谷グループの株が欲しいの。真帆より多く」

遥真は視線を上げた。病室の空気が一気に張り詰める。

その頃。

柚香のほうでは。

陽翔が眠ったあとも、彼女はイラストの作業を続けていた。銀行口座の残高が少しずつ増えていくのを見て、気持ちがだいぶ落ち着く。

午前一時近く、柚香のスマホが鳴った。玲奈と真帆、そして怜人と一緒に作ったグループチャット「横入りNGグループ」からボイスメッセージが届いた。

真帆「昨日、玲奈が入院したって聞いたけど、本当?」

真帆「あ、違う。一昨日か。もう日付変わってるし」

怜人「それは知ってる。本当だよ」

そのメッセージのあと、怜人は十数秒のボイスメッセージを送ってきた。玲奈がどうやって事故に遭ったのか、そして遥真が陽翔と柚香を見捨てなかったことまで、細かく話した。

真帆「ざまあみろ」

真帆「あと数日くらい、さすがにもう騒ぎ起こさないでしょ」

真帆「今月12日で手続きは完了だよね
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