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4. 「異世界ほのぼの日記2」73

Penulis: 佐行 院
last update Tanggal publikasi: 2025-06-29 08:40:15

-73 悪戯味の弁当-

 各々の弁当にはメモ用紙が1枚同封されていた、どうやらお品書きの様だ。しかし料理の内容が詳しく書かれているか正直言って微妙なのだが。

「1段目-2人の「好き」を合わせてみました-」

 ・自家製ハンバーグのオムレツ

 ・お気に入りの詰まったコロッケサンド etc・・・

「2段目-お楽しみメニュー-」

 2段目に関しては料理名も書いていない、どういうつもりなのだろうか。「お楽しみ」と書いているのが正直怪しいのだが、ただその時ガルナスは父親が悪戯好きだった事をすっかり忘れてしまっていた。

メラ「取り敢えず食べてみよう。」

ガルナス「そ・・・、そうだね・・・。」

 デミグラスソースのかかった薄焼き卵を箸で割る、中から塩胡椒でシンプルに味付けされた鶏のハンバーグが出て来た。コリコリとした軟骨入りでやはり・・・。

メラ「これ・・・、捏ねだん・・・。」

ガルナス「珍しいハンバーグだね、店の新作かな。」

 しかし流石はレストランのオーナーシェフ、味は当然の様に美味い。

 次はメラが好きなコロッケが入った1口サンドイッチに手を延ばす。

メラ「ピリっとしてる、辛子マヨネーズかな。
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    -375 利益を考えろって- メラルークが順当に店で出す料理の仕込みを進める中、ピューアは自分が店(実家)にいない間の変化に驚きを隠せなかった。正直言って明らかに不自然だった様だが・・・。ピューア「お父さん・・・、いくら何でも研ぎ過ぎじゃない?ウチのお客さんってそんなに沢山食べる人ばっかりだっけ?」 そう、何処からどう見ても父が研ぐお米の量が数倍以上に増えていた様なのだ。ただそれ以上にこの量でなければならない理由の方に驚愕していたらしい。ピューア「どうしたってのよ、正直に言うけどそんなには必要無いよね?」メラルーク「うん・・・、そうなんだがちょっと訳ありなんだよ。今年から始めた事でな、ちょっとあっちを見てくれるか?」 マーマンが指差した先には前回真希子と帰って来た時に無かった物が・・・。ピューア「あれね・・・、「無料ライスバー」・・・、無料?!何考えてんの!!」 娘が怒るのも無理は無い、米だって原価がかかっている「大切な商品」の一つなのだ。それを「無料」にしてしまうと利益が無いどころか赤字が発生してしまう、しかしメラルークは至って冷静だった。メラルーク「理由(わけ)も無く無料にしている訳が無いだろう、あっち側にある炊飯器の隣を見てみな。」 改めて無料ライスバーの方を見てみると、調理場にある物とは別に設置されている炊飯器の隣に何故かアンケート用紙が積まれていた。メラルーク「無料で提供する代わりにアンケートに答えて貰おうと思ってな、実はある人に頼まれたんだよ。」ピューア「「頼まれたから」って無料にして良い理由にはならないって、それに「頼まれた」って誰に?!」メラルーク「それがな・・・、貝塚財閥の社長さんなんだ。」ピューア「結愛に?!何で結愛が?!」 どちらかと言うとメラルークはピューアがこの世界でもはやなくてはならない存在となっている「貝塚財閥」の社長を名前で、しかも呼び捨てで呼んでいる事に驚いていた。メラルーク「ピュー、お前は貝塚社長の何なんだよ。せめて「結愛社長」にしろって。」ピューア「「何」って・・・、ネフェテルサでよく会う呑み友達だけど。」メラルーク「「吞み友達」って・・・、世間って狭いな・・・。」 娘の知らない一面を垣間見て開いた口が塞がらない父親、ただ今はそんな事を話している場合では無い。ピューア「それで?結愛がお父

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    -374 大切な仕事- 翌日の6:30頃、シューゴに豚カツや豚汁などの製法を伝授して欲しいと依頼されたメラルークはピューアと共に他には誰もいない店内の調理場にいた。因みにこの店を開いてから店主がずっと守っている事なのだが、本人は朝4:30からこの場にいるらしい。メラルーク「良いか、今から俺の全てをお前に伝授しようと思うがその前に1つ聞きたい事があるんだ。」ピューア「私に・・・?」 今の今まで父が自分に質問した事があっただろうかと言った表情を見せる長女、そんな中で昨日偶然帰郷していた次女のメラが遠くで欠伸をしていた(雰囲気壊すなよ)。メラルーク「そうだ、父親としてではなく同じ飲食業の者としての質問だ。至ってシンプルな物だがこれから店舗の副店長として働くピューに大切にして欲しい事だ。」 「至ってシンプル」とは言うが深い意味を含んでいる様な内容の質問をしようとしているのではないかと推測できる雰囲気に少し緊張してしまったピューア、そんなニクシーにマーマンは何を聞こうというのだろうか。メラルーク「そんなに緊張するなって、決して難しくないと思うから心配しなくても良い。」ピューア「分かった、それで質問ってどんな物なの?」 早朝の静かな店内で先程よりは緩んだが未だに緊張の色を隠せない娘、「これ以上緊張させるのも可哀想だから早く聞いてあげた方が良いんじゃないの?」と思ってしまうのは俺だけだろうか。メラルーク「よし聞くぞ、「俺達飲食業の者がお客さんに何を提供すべきだと思う」?」 本当にシンプルな質問だ、ピューアは空いた口が塞がらなかった。ピューア「「何を」って・・・、「美味しい料理」に決まってんじゃない。皆それを求めて来るんだから。」 確かにそうだ、しかし本当に「美味しい料理」が正解だというのなら家で自分(若しくは家族)が作る物でも良いはずなので飲食業の者がわざわざ考える必要性は無い。メラルーク「うん、間違ってはいないんだがそうだな・・・。俺が悪かった、質問(聞き方)を変えようか。」 2人の目の前には父親が昔から贔屓にしている近所のパン屋に頼み込んで特別に焼いて貰った食パンを自ら挽いて作ったパン粉があった、よく見れば市販の物に比べてかなり粗挽きで一粒一粒が大きい。その横には近所の養鶏場で今朝採れた卵で作った溶き卵。メラルーク「えっとな・・・。」 腕を

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