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5. 「あの日の僕ら」81

Author: 佐行 院
last update publish date: 2025-10-26 07:59:37

-81 冷静さとは裏腹に-

 先程美麗とキスを交わしたが故に福来子の言葉に若干の気まずさを覚えた安正はゆっくりと美麗の方を見た、安正の考えとは裏腹に美麗は至って冷静だった。安正に犯人を抑えて貰うように頼んでトラックに積んであった紐を取ると、動けない様に犯人の手足を縛って吐き捨てた。

美麗「二度と・・・、私の友達に手を出すな・・・!!」

 紐をより一層きつく縛った後、文香に今いる場所などを連絡して運転席へと向かった。

文香(電話)「そんな事があったのね、父さんがなかなか来ないって心配してたのよ。分かった、父さんには私から連絡して現場に向かうからそこにいるお友達に動かない様に指示しておいてくれる?」

 美麗は福来子に文香からの伝言を伝えると運転席へと向かった。

美麗「福来子、今言った通り仕事中だからこの事は後で話そう。(中国語・小声で)私、もう何も失いたくないの。」

 友人達に見せていた物とは真逆で何処か陰のある表情を見せた美麗はいつもより強くドアを閉めてギアを「D」に入れた、きっと王麗がこの場にいたら激怒する位に(余談ですが、桃と美麗は中型免許を取得した際にAT限定解除をしています。え
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