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5. 「あの日の僕ら」④

Author: 佐行 院
last update publish date: 2025-08-24 08:35:20

-④ 面接-

 好美達は商店街での買い出しを済ませ、好美宅の冷蔵庫へと入れると桃の住む親戚宅へと向かった。鍋などの細かい荷物は実家から送るなり先に購入して配送するなりで間に合っていたので後は荷解きをするだけ、正直その荷解き自体忙しくなりそうだが。

 桃の叔父である和多和樹(わだかずき)は温かな笑顔で好美を迎えた、奥で妻の芳江(よしえ)が料理を作っている。好美の好みを予め桃から聞いていたからか今夜は肉料理中心にするらしい、まだ未成年の好美達の為に白飯もうんとたっぷり用意していた、ただこの後蕎麦も食べるので炭水化物だらけにならないかと心配していたのだが。

 和多邸は好美の住むマンションから歩いてすぐの場所なので帰りは桃が送っていく事になっている。

桃「ただいま、好美来たよ。」

和樹「いらっしゃい、遠かったでしょ。ゆっくりして行きなさい。」

 和樹は冷蔵庫から冷えた瓶ビールとコーラ、そしてグラスを4つ取り出して乾杯を促した。芳江が用意した肉料理がその場を温かくした、白飯もどんどん進んだ。

 引越し蕎麦含めて飲み食いを大体2時間位楽しんだ後だっただろうか、桃は好美を連れてマンションまで歩き始
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    -310 味のベースは愛情- 若頭のまさかの行動に目を丸くする渚、どうして大量のスパイスが出て来たのかが分からないというよりどちらかと言うと・・・。渚(当時)「若、あんたいつの間にうちの台所を私物化したんだい?」若頭「ぎ・・・、ギクッ・・・!!」 正直言って隠している戸棚で大量のインスタント麺を隠し持っている渚も人の事を言えない立場だと思われるが、この場ではやはり親分の娘である渚の方が上なので若頭は何も言い返せなかった。若頭「お嬢すみません、最近スパイシーな料理にハマっていまして欲望のままにハーブやスパイスを集めて自作料理を作る事が多くなったんですよ。ただ自分の部屋に置いといて一回一回持ち歩くのも面倒になってしまったので思わずこちらの戸棚に・・・、申し訳ありません!!エンコ詰めますので許してくだせぇ!!」渚(当時)「アホかお前は、うちの友達の目の前でみっともない真似をすんじゃねぇ!!それに毎日美味い飯を作って貰っているから感謝しないといけないと思っていたからそれ位許すよ、ただうちもスパイシーな料理が好きだから偶に使うかもしれないけどその時は許してくれよ。」若頭「は・・・、はい・・・。分かりました・・・。」 表面上は渚の返答に対して了承した様に聞こえたが少し躊躇っている様に見えた、その様子からも未だに頭から離れない記憶の凄惨さが伺える。渚(当時)「それで・・・、スタミナ料理をお願いしたけどどうするつもりなんだい?」若頭「スタミナと言えばやはりスパイシーな物ってイメージがあったのでやってみようと取り出したのですが、駄目でしたかね?」渚(当時)「駄目な訳があるかい、それにあんたの料理の美味さは私が1番知っているんだから自身持ちなよ。」若頭「ありがとうございます・・・、すみません・・・。」 若頭の腰の低さがこちらに伝わってくるのは分かるが感謝したいのか謝りたいのかが分からない、ただそこにいた女子達3人は謝る必要は無いと満場一致で思っていた。真希子(当時)「若頭さんって凄く気遣いのできる優しい方なんですね、渚や親分さんが羨ましいです。」 気を遣った真希子の言葉に救われた気がした若頭、これは嫌でもやる気が出る。若頭「お嬢のお友達の方・・・、えっと・・・。」真希子(当時)「真希子です、三ツ矢真希子。」若頭「真希子さんですか、ありがとうございま

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