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後始末という掃除

Auteur: 靴下 香
last update Date de publication: 2026-07-04 10:22:47

「こりゃまぁ望み薄かな」

 浅香さんとの一件から三日が経過した。

 その間に管理人室を訪ねてくるなんてことも無ければ、何なら部屋へと帰ってきた様子もない。

「別に金は、痛くないけどなぁ」

 あの場に置いて来た家賃は特に痛いとは思わない。

 返してもらわなければ死んでしまうなんてことも無ければ、そもそもそうすると決めたのは俺自身だ。

 痛いと思う資格だってないだろう。

「ほんとに、良いのか? 浅香さん」

 約束した日まではあと二日ある。

 焦る必要はないが、出来た金をすぐに支払うって行動が出来なきゃ後を引くものだ。

 どうするかと悩んだ時点でダメだとも言えるな、自分を少しでも甘やかしてしまえばずるずる金を手放せなっていく。

「ただ……」

 重ねてこのマンションへ帰ってきていないって言うのは気になるところだ。

 浅香さんは俺の事を管理人として認識していないだろう、ならば支払いにあたっての気まずさなんてものは感じないはず。

 彼女がどういう生活をしているのかはわからないけれども、何にしたって一度くらい帰って来てもいいわけで。

「帰って来れなくなっている、とか」

 まさか無いだろう、なんて言
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