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第64話

作者: 霧乃吟
「先輩、もし結婚が決まったら、ぜひ私たちも招待してくださいね」

彰人が歩み寄り、澪を一瞥してから、首を傾げて笑った。

「森宮社長が招待状を出さなくても、俺が代わりに出すから安心して」

紗耶はすぐに困ったように笑った。

「彰人さん、からかわないで。今日は大事な仕事があるんだから」

仕事を優先するその姿勢に、周囲からはまた好意的な視線が集まった。

「榊社長はいらっしゃらないんですか?」

紗耶がふと思い出したように尋ねた。

周りにいるアカリ製薬のプロジェクト担当者たちが、一斉に澪へと視線を向けた。

彼らは、知之を除けば澪がこのプロジェクトの実質的な責任者であることを熟知しているからだ。

澪は紗耶を見る。

「何かご用ですか?」

紗耶は平然とした顔で言った。

「榊社長がいないなら、どなたが仕切っているのかと思って」

こんな重要な共同研究に、澪が本当に中心メンバーとして関わっているとは思えない。

どうせ末席に名前を連ねている程度だろう。

「紗耶さんは、K大学を代表して確認しているんですか?」

澪が問い返した。

紗耶は小さく笑った。

「ただ伺っただけなの。そんな
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コメント (1)
goodnovel comment avatar
ウエダチエ
それもまだ離婚成立してないのに堂々とつれ歩いて、愛人ばかり大事にして妻を蔑ろににする最低クズ夫がね
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