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第1430話

Author: かんもく
「ポリー、やめて!」真帆は大声で叫ぶ。

彼女は素早く奏の前に駆け寄り、その体をかばう。

ポリーは手を止めたが、怒りはまだ消えない。

「もし彼を殺したら、私は絶対にあなたを許さない」真帆は鋭い視線でポリーを睨む。「あなたはただの部外者よ。高橋家のことに、口出しする資格はない」

部外者という言葉が、ポリーの胸を深く刺す。

彼は真帆の見慣れた顔を見つめながら、まるで知らない他人を見ているような気分になる。

彼女は奏と結婚してから、完全に別人になった。彼女の心にいるのは奏だけだ。もし奏が高橋家のすべてを欲しがるなら、彼女は迷いなく差し出すだろう。

ポリーは外の人間として、彼女が次々と愚かな選択をするのを、黙って見ているしかない。

ポリーが病室を出ようとした、その時だった。彼の背中に向かって、彼女は嗚咽まじりに声を上げる。「ポリー、行かないで」

口ではきついことを言ったが、彼女は本心で追い出したいわけではない。

ただ、奏があれほど血を流しているのを見て、怒りが抑えきれなかっただけだ。

けれど、ポリーが去ったあと、この大混乱を一人でどう片づければいいのか。そう思うと、不安が一
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