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40.手を離したら…

작가: 桜立風
last update 게시일: 2026-03-28 11:04:04

こんなに女を離せなくなるとは、自分でも意外だった。

桃色に染まる肌に触れて火がついて…無理をさせてはいけないと思いながら、つい抱きしめる。

夜が明けて、日が高くなって…届けさせた食事を食べる暇も惜しく、桜に触れていたかった。

「…そうだ」

それなのに、桜は俺の手をスルリと抜け、ベッドを下りる。

「あれ…持ってきたはずなのに…」

「…なんだ、どうした?」

リビングに置いた自分のバッグを探り、眉を下げる桜。離れた熱が恋しくて、自分から彼女に近づいた。

「お金を…返そうと思って」

「まだそんなこと言ってるのか…」

バッグに入れた細い腕を引き抜き、そのまま後ろから抱きしめる。

ソファに座り、膝に桜を座らせて。

「…置いて来ちゃったみたい。…もう私…なんてバカなんだろう…!」

「運命だと思えよ。俺とは、別れられない運命…」

薄く笑えば、恨めしい表情で振り向いて、俺の首元に顔を埋める。その猫のような様子が可愛くて、口づけが、また始まった。

「連絡は欠かさない。遅くなっても必ず返信する。週末は、一緒にいよう」

結局、桜が仕事に行く日の早朝まで引き止めてしまった。

仕事なんてせずに、ここで俺の帰りを
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