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第三章 第75話 天陽に坐したるは傲慢の王

Auteur: 輪廻
last update Date de publication: 2025-07-06 11:00:33

遥かなる天空──太陽を象った巨大な玉座に、人型の輪郭を有するその怪物は威風堂々たる威容を誇りつつ、どっかりと腰を下ろしていた。

玉座の左側に大天使ガブリエルを侍らせ、何処か気怠そうに頬杖を付きながら、眼前にて恭しく敬礼する天使長ミカエルを見下ろしている。

全身を光で覆い隠しているため、その者の姿を目視で確認することは叶わない。けれども、その者の本来の姿が途轍もなく醜悪で悍ましいであろうことは、玉座の傍らにて小さく震えているガブリエルの様子からも明らかであった。

「……面を上げよ、天使長ミカエル」

「御意──我が主よ、全知全能なる創造主よ」

ミカエルが顔を上げると、その者は嗄れた声で含み笑う。その様子はまるで、自分の創った·····に満足する芸術家気取りの男のようである。

「其方自らが余に謁見を申し出るとは、実に珍しきこともあった
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