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第187話

مؤلف: 雨の若君
芳枝が手術室へ運ばれていったというのに、松信はなお、何を優先すべきか理解していない。

母親を案じる素振りも見せず、ただ商売への執着だけを剥き出しにしている。

司野が電話に出るために外へ出ただけなのに、松信は首を長くして彼の帰りを待ち構えていた。

「もうすぐ司野くんが戻ってくるから、お前も俺と一緒に彼を説得してくれよ」

背後で赤々と灯る手術中のランプに、どうして気づかないのか。

素羽は、芳枝があまりにも不憫でならなかった。

「何見てるんだ?お前に話しかけてるんだぞ、聞いてんのか?」

松信は白目を剥き、怒気を帯びた声をぶつけた。

「この前お前が妹のためにうまく事を運べなかったから、うちは今こんな状況なんだぞ?うちがこれ以上成り上がれなかったら、お前の妹はどうやっていい男に嫁ぐんだ?」

しばらく素羽が口を開かずにいると、松信は堪えきれず続けた。

「お前、口きけなくなったのか?司野と結婚したからって、自分が偉くなったとでも思ってんのか?俺はお前の父親なんだぞ。お前をここまで育てたんだ、人間らしい心があるなら、恩の一つくらい返そうって思わねぇのか」

鼻を刺す消毒液の匂いと、
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