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第217話

Auteur: 清水雪代
「そもそも、どうして団子を飼うことにしたの?」

彼がいつも残業しているらしい。いったいどうやって時間を捻出して犬を飼うのだろう。

悠人は答えた。「偶然だったんだ。団子は拾ったんだよ。当時、ペット業者の車から飛び降りたらしく、片足を骨折していた。俺が見つけて病院で治療したんだ。

世話をする時間がなかったから、最初は飼うつもりは全くなかった。でもその後、いい里親が見つからなくてね。それに団子は小さい頃にひどい目に遭ったせいか、ひどく臆病だった。

獣医から、団子がすでに俺を信頼しているなら、このまま飼い続けた方がいいと勧められて、それでずっと飼っている」

智美は手で顎を支えながら悠人を見つめた。

犬の話をする悠人が、ふととても優しく、穏やかに見えた。

ペットに優しい人は、根っから善良な人だという。

悠人は彼女の目線に気付き、ふっと笑った。「どうしてそんなに見るんだ?」

智美は感慨深げに言った。「だって、急に自分は運が良かったんだなって」

悠人は不思議そうな顔をした。

智美は笑った。「あなたに出会えて、私は運が良かったなって」

悠人と知り合ってから、彼女はこの男性から温
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