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第298話

Auteur: 清水雪代
祥衣がため息をつく。「はぁー。私も、いつになったら岡田先生みたいな『優良物件』に出会えるのかしら」

そう言うと、彼女はまた首を振った。「私って、どうも恋愛すると頭に血が上りやすいのよね。いわゆる『恋愛脳』ってやつで、ダメ男ばっかり引き寄せちゃうの。私の男運って、どうしてこんなに悪いのかしら?」

智美が尋ねる。「前回、若いイケメンのトレーナーと付き合ってたじゃない。あれは、どうなったの?」

祥衣は唇を尖らせた。「やめてよ、思い出させないで。付き合い始めた頃は、お互いに尽くし合ってるつもりだったのに、だんだん彼がケチになってきてさ。何かと私にお金を出させようとするのよ。

こっちは恋愛がしたいんであって、ヒモを養いたいんじゃないわ!あっさり、別れてやったわ」

智美が頷いて同意する。「確かに、あいつは祥衣先輩には合わないわね」

祥衣は、そんな智美を見て、思わず羨ましそうに言った。「あーあ。私があなたみたいにキレイだったら、金持ちのボンボンの一人や二人、とっくに釣り上げてるわよ」

智美が苦笑する。「あなたも知ってるでしょ。その『金持ちのボンボン』たちは、私を『おもちゃ』にしたいだけ
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