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第518話

Author: 清水雪代
悠人は智美を背後から抱きしめ、滑らかな首筋に顔を埋めた。

「ああ……これからは、俺は君のものだ。愛しい妻よ」

耳元で囁かれる温かい声に、密やかな熱が、二人の間に立ち込める。

智美は初めてではないはずの親密さに、わずかな気恥ずかしさと愛おしさを感じながら、彼のパジャマのボタンを一つずつ解いていった。

……

翌朝、新婚のまどろみを破ったのは、祥衣からの電話だった。

「智美ちゃん!疲れているところ悪いけど、今送ったニュースを見て。最高に面白いから!」電話の向こうから、含み笑いが漏れてきた。

智美はあくびを噛み殺しながら、仕方なく言った。「わかったわ」

……また芸能人のゴシップかしら?

智美は目をこすって、送られてきたリンクを開いた。

【渡辺グループ衝撃の披露宴!本妻乱入で式場は阿鼻叫喚】

智美は興味深く記事全体を読み終え、祥衣に返信しようとした瞬間、悠人の長い腕が、しなやかに腰を抱き寄せた。

「何を見ているんだ?」彼の低い声が響く。

智美は笑いながらスマホを渡した。「昨日、向かいのホテルは大変なことになっていたみたいよ」

智美が画面を見せると、悠人は口角をわずかに
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