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4.来るはずの子が来ない朝②

مؤلف: 鷹槻れん
last update تاريخ النشر: 2026-05-06 07:07:36

「ほら、もう三十分でしょう? 本当なら八時までにお父様と一緒に女の子が来るはずだったじゃないです

か……」

 予定では八時半受け入れ予定になっていた子だが、昨日になって、父親から「仕事の都合がつかないので八時過ぎに連れて行っても構わないでしょうか?」との問い合わせがあった。

 子供たちをあやす帝太郎に伺いを立てると、のんびりとした口調で「いいよ」と返った。

 それで「少しぐらいでしたら」と答えて受話器を置いたのだ。

 いつもなら、帝太郎に忘れて欲しくないことは玉郎にも伝えておくようにしている。そうしなければ駄目だと言うのは分かっていたのに……。

 忙しくて言いそびれてしまった。

 だから今朝、菜奈子はいつもより気持ち早く出勤して来たのだ。

 先ほど帝太郎に請われて本日の受け入れ予定のスケジュールを、意図的に変更前のまま読み上げてみたのだが、帝太郎は全く無反応だった。

 あえて口に出すまでもなかったので黙っておいたのだが、やはり帝太郎は女の子の件をすっかり失念している風だった。

 そ
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  • 玉封師   玉響の歌―1.蟷螂の卵―④

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  • 玉封師   玉響の歌―1.蟷螂の卵―③

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  • 玉封師   玉響の歌―1.蟷螂の卵―①

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  • 玉封師   1.六畳一間の朝と、玉封じの鬼②

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  • 玉封師   19.封じられるものたち⑨

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  • 玉封師   1.六畳一間の朝と、玉封じの鬼③

    「玉ちゃん、弁当拾って? お尻痛い……」 眉根を寄せて弁当を指差してから、思い出したように腕時計に視線を落とす。「……っと、そろそろ出かけなきゃ。早く行かなきゃ今日もまた遅刻しちゃう」 出掛けに色々あったので、いつもよりも出発が遅くなったみたいだ。  胸の辺りをポンポンと叩きながら上目遣いに玉郎を見遣る。「俺さー、そんなか窮屈で嫌いなんだよ。なあ、どうしても入んねぇとダメ?」 帝太郎に請われるまま、弁当を拾い上げながら、玉郎が心底嫌そうにそう吐き捨てる。「もちろん!」 そんな彼に容赦なく頷いてみせると、帝太郎は首に下げたお守り大の赤い巾着袋から、丸いものを取り出した。

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