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不死身青年と旅人童女の追憶Ⅹ

作者: kumotake
last update 公開日: 2025-08-18 22:02:17

「......」

 促されるままに外に出た僕を、何も言わずに水風呂の中に放り込んだ相模さんは、僕の反応を見て笑いながら、しかしビックリするほどの力で、水風呂から出ようとする僕の身体を、冷たさの中に押し込んでくる。

 そして数分の間の葛藤を経て、今に至るのだ。

「......」

 まぁいわゆる、放心状態という奴である。

 知らなかった......

 サウナに入った後に、水風呂に一分ほど押し込まれ、その後は外の空気に当たりながら、ただただボーっと過ごす。

 それがこんなにも、気持ちいいなんて......

 そんな風に思いながら、隣の椅子で同じように、外の空気に身を任せている彼の姿に視線を向けて......

 そしてまぁ、ゆっくと我に返りながら、僕は彼に、再び問い掛ける。

「それで......相模さん......」

「うん......なんだい......?」

「さっきの話の続きですよ......どういう、意味なんですか......?」

「......あぁ、そっか......そうだね、ちゃんと話そうか......」

 そう言いながら相模さんは、ほとんど寝ている様な態勢から身体を起こして、ゆっ
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